摂りたいオイル、摂り過ぎ注意のオイルとは? 体調に合わせて選ぶ ヘルシーオイル
「オイル」と聞くと、脂っこくてからだに悪そう、というイメージが強かったのはひと昔前のこと。最近では、ココナッツオイルや亜麻仁油、MCTオイルなどの健康や美容への効果が注目され、「1日小さじ1杯のオイル」がじわじわと定着してきました。
特に、毎日使われているにもかかわらず体内では生成できない必須脂肪酸「α-リノレン酸」は、欠乏すると皮膚炎や生活習慣病などを引き起こすと言われています。油は脂肪酸の種類によって役割が異なり、なかでも必須脂肪酸であり細胞膜の原料で、毎日生体機能を動かすのに必須なα-リノレン酸を含む“オメガ3系”が注目されています(オメガ3系にはEPA、DHAも含まれます)。
オメガ3系をしっかり摂ることで、ほかの栄養素の吸収や老廃物の排出をスムーズに促し、からだの調子を整えやすくなります。反対に、同じ必須脂肪酸でも、現代の食生活では摂りすぎてしまう人が多い“オメガ6系”と呼ばれる「リノール酸」は、お菓子やパン、加工食品、ファストフードなどに多く含まれています。過剰摂取を抑えることを意識してみましょう。