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[たび好きの本棚vol.6]東京を再発見!東京さんぽがもっと楽しくなる3冊

旅行・おでかけ

いまから400年以上前に江戸幕府が置かれてからずっと大都市であり続ける東京。常にいち早く最新のものが取り入れられ、街にはたくさんの時間が積み重なっています。

今回は、東京を深く楽しむための本を3冊セレクトしました。昭和文化がただようレトロな喫茶店に、大正の和洋折衷の美しさを感じる建築、古地図片手に戦国大名の屋敷跡探しなど、東京だからこそできる体験がいっぱい。今のトレンドをちょっと横において、時代を重ねてきた東京の姿を見つけに出かけてみませんか。

『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』

クラシックホテルや美術館から、百貨店、ビヤホール、学食まで。中に入って“おいしいものが食べられる”とっておきの名建築を集めた『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』。全国をめぐり、地元パンやお菓子、建築、雑貨などを独自の目線ですてきに切り取って綴る、文筆家の甲斐みのりさんによる東京のガイドブックです。

テレビ大阪で2020年8月から放送中の『名建築で昼食を』の原案にもなっている

紹介されているのは明治から昭和初期にかけて建てられた近代建築をはじめとする、どこかクラシックな雰囲気が漂う建物。街の真ん中にある百貨店や美術館も、建物にまつわるエピソードを読めば、これまで目を留めていなかった細部の美しさに気が付きます。
それに加えて、この本の魅力は建築鑑賞とセットで行きたいカフェやレストランを紹介してくれていること!おいしいもので休憩しながら美しいインテリアに浸れます。見るべき建築ポイントを知れば、見慣れたはずの東京の建物の良さを再発見できますよ。

『純喫茶とあまいもの』

日本全国1700軒以上の純喫茶に通い詰めた著者の難波里奈さんが、都内近郊の個性豊かな純喫茶30店舗を紹介した『純喫茶とあまいもの』。フルーツサンドやクリームソーダなど、甘いメニューの歴史や秘密を掘り下げています。創業当時のメニュー表や食材へのこだわりなど、店主の貴重なお話も特別公開。食器、盛りつけ方、色合いなど見た目でも楽しめます。

看板のロゴに合わせて30店すべて違う、ページの店名フォント。お店への敬愛を感じる

目次は「パフェ」や「プリン・ア・ラ・モード」、「ホットケーキ」のように、名物の甘いものでカテゴリー分けされていますが、お店やメニューの情報にだけにとどまりません。店主へのインタビューやメニュー作りの手順までのっていたり、純喫茶の楽しみのひとつであるレトロな家具や重厚感のあるインテリアの写真も豊富だったり、じっくり6ページをかけて1つのお店を紹介しています。甘いものはメニュー名は各店共通でも、見た目や味はお店によって個性豊か。ひとつとして同じ空間がない純喫茶で、ゆっくり過ごしてみませんか。

『カラー版 重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』

『カラー版 重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』は“江戸時代の江戸の中心地の地図”が気軽に楽しめる1冊です。著者は地図や近現代史をライフワークに取材・執筆を行う、歴史探訪家の竹内 正浩さん。この本は、江戸から現代まで連なる地形や社寺、庭園など、厳選された16のコースを初心者にもわかりやすく紹介しています。

厚めのトレーシングペーパーを重ねると現代地図、めくると古地図を見ることができる

皇居を中心とした16のコースはどの章も、読むと思わず「へー!」と感嘆がこぼれる内容です。いまも使われている地名の由来や、地形にまつわる謎がわかりやすく解説されていて、歴史に詳しくなくても楽しめます。
江戸の地図の上に、トレーシングペーパーに印刷された現代地図が重ねられたページでは、大名屋敷は明治から今日に至るまで、どのように活用されたのかが一目でわかります。日本史の授業で習ったことが、現代に地続きになっているということを実感。時間軸で見る東京は、古くて新しい発見がいっぱいです。

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