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赤ちゃんの寝かしつけで、やってはいけないこと[夜泣き専門保育士]

子育て
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「眠いはずなのになかなか寝ない~」と多くのママ・パパを悩ませている赤ちゃんの寝かしつけ。私たち大人からしてみると、眠いのに泣く・グズグズするという赤ちゃんの行動は不可思議なもの…。
毎日さまざまな方法を試しているファミリーもいるのでは?
今回は、「夜泣き専門保育士」として活動する清水悦子先生に、やりがちだけど、実はNGの寝かしつけ方などについて聞きました。

[10年ぶりに出産しました#51] 朝までぐっすり眠りたい…

寝る時間になってから、明るいリビングから寝室に移動するのはNG

睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌は夜暗くなるとピークになります。けれど、夜に目から入る光の量が多いと分泌が妨げられてしまいます。
たとえば、明るい照明やテレビがついているにぎやかなリビングで過ごしていた赤ちゃんの体と脳は、その後いきなり寝室に連れていかれても、すぐにねんねモードには切り替えができないというしくみになっているのです。

夜は就寝時間の約30分くらい前になったらリビングや寝室は薄暗くし、テレビは消してスマホを操作したり見せたりするのは控え、静かに過ごすのが理想です。もし、リビングを暗くするのが難しいときは、薄暗くした寝室に移動し、布団の上で授乳したり、絵本を読み聞かせしてもいいでしょう。

日々さまざまな寝かしつけ方法を 次々チャレンジするのはNG

寝ぐずりが激しい赤ちゃんの場合、ママやパパはさまざまな方法をトライしがち。抱っこでゆらゆら、抱っこでスクワット、布団に置いて再びグズグズしたら、抱っこで歩きまわる、気分転換に遊んでみる、最後の手段で授乳する…etc.
赤ちゃんに泣かれるとついいろいろな方法を試したくなるもの。けれど、実は寝かしつけ方法がたくさんあればあるほど、赤ちゃんは混乱してしまい、寝るための準備ができずに、ますます泣くという悪循環にはまってしまうのです。

寝かしつけ方法を変えたいときは、親子の信頼関係が深まる6カ月ごろ以降にし、変えたら最低1週間は同じ方法を根気よく続けて様子を見ましょう。

また、夕方以降の生活スケジュールを整えることも、スムーズな寝かしつけには必要不可欠です。
離乳食→おふろ→スキンケア→寝室で絵本タイム→就寝など、寝るまでの流れを決めたら毎日繰り返すことが大切です。ルーティーンを決めると、赤ちゃんも心と身体のねんねモードのスイッチが入りやすくなるのです。

抱っこでしっかり寝入ってから、 布団に移動するのはNG

“寝かしつけは抱っこで”というファミリーも多いと思います。けれど、それがずっと続いていくと「抱っこしないと寝てくれない」という悩みになっていきます。
抱っこでの寝かしつけがつらい場合は「寝入るのは抱っこではなく、布団の上で」を繰り返し練習しましょう。
抱っこで寝入ったあとに布団に移動していると「抱っこしてもらってから寝る」と赤ちゃんは覚えてしまいます。つまり、「抱っこしてもらうまでは寝ない」ということが習慣になってしまうということです。

添い乳での寝かしつけも同様で、「おっぱいを飲むまで寝ない」ということになりがち。(※ただし、ママが添い乳での寝かしつけが負担でないのなら続けても問題ありません)。

布団で寝ることを教えるためには、抱っこで赤ちゃんがうとうとしてきたら、布団に下して。ぐっすり眠るまで抱っこしたままの状態をなくしていきましょう。
布団に寝かせた赤ちゃんが泣いても、すぐに抱っこするのは控えます。赤ちゃんのおなかに手を置く・おでこをなでるなど、ママ・パパが大変ではないスキンシップを繰り返します。
根気よく続けていくうちに、赤ちゃんは「布団の上が寝る場所」だと理解し、だんだんと布団に横になったら、ひとりで寝られるようになっていくことが多いです。

早起き・早寝&夕方から寝る前までのルーティンを決め、根気よく続けてみましょう。赤ちゃんの寝ぐずりが減ると、親のストレスが減って心にゆとりが出てくるはずです。

赤ちゃんのねんねトレーニング「タイムメソッド」って? 米国IPHI公認・乳幼児睡眠コンサルタント

保育園のお昼寝でも「離乳食→授乳→おむつ替え→布団の上で眠る」といった流れに沿っているケースが多いもの。寝ぐずりで悩んでいるファミリーは、まずは1週間、家族で協力しながらぜひチャレンジを!

お話・監修/清水悦子先生 取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部

清水悦子先生(しみずえつこ)
(NPO法人赤ちゃんの眠り研究所代表理事・茨城キリスト教大学文学部児童教育学科 助教)
Profile
夜泣きに苦労したことをきっかけに「夜泣き専門保育士」として2010年からネットで情報発信。著書に『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』(かんき出版)など。1児のママ。

参考/『ひよこクラブ』2019年10月号別冊付録「赤ちゃんの寝ない理由&対策がわかるBOOK」

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