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シミやしわなどの肌老化を引き起こす原因とは?30~40代からのエイジングケア

美容

30~40代くらいから感じ始める加齢現象。特に目立ちやすい顔の皮膚は、10~20代との違いを感じやすいもの。そこで肌老化の原因や30~40代からとり入れたいエイジングケアについて、美容皮膚科医の慶田朋子さんに、教えてもらった。

肌老化の最大の原因は紫外線

シミやしわ、たるみ、くすみなどの肌老化。その原因の約8割は紫外線によるものと言われている。日焼けを繰り返すと部分的にメラニンが増えてシミができることはよく知られているけれど、そのほかにはどんな影響があるの?
「皮膚の弾力のもととなるコラーゲン線維やエラスチンが変性、減少し、しわやたるみを引き起こします。表情じわと違って皮膚の動きとは関係なく、ひし形状のしわができ、皮膚がゴワついて硬くなっていくのです」(慶田さん)

また、紫外線は皮膚の酸化を促進させる原因にもなる。酸化は紫外線のほか、喫煙、ストレス、大気汚染物質なども原因に。

「活性酸素の量が増えて肌が酸化すると、しわやたるみなどにつながります。若いころはもともと備わっている抗酸化力によって活性酸素を除去できますが、加齢とともに抗酸化力も低下していくのです」(慶田さん)

さらに糖質のとり過ぎによる「糖化」も肌老化の原因に。糖質をとり過ぎたために代謝しきれなかった糖は、皮膚のコラーゲン線維やエラスチンなどのたんぱく質と結びつく。この現象が「糖化」。糖化したコラーゲン線維は、弾力がなくなってたるみやごわつきを引き起こすことに。また、コラーゲン線維はもともと白いけれど、糖化によって薄茶色になっていき、くすみの原因に。

こうした原因による肌老化は、生活習慣の積み重ねによって起きるもの。
「人生100年時代といわれる今、30代からでも遅くはありません。食事や睡眠、運動、排せつ、ストレスコントロールなど生活習慣を整えるほか、日焼け対策を徹底すること、糖質をとり過ぎないことを心がけるようにしましょう」(慶田さん)

適切な保湿と洗浄で肌老化を遅らせる

また、保湿不足や洗浄不足も肌老化を促す要因に。保湿不足になると皮膚の表面にある角層のバリア機能が低下し、炎症を起こしやすくなる。すると透明感が失われ、キメもあらくなることに。特に30代ごろからは自身のもつ保湿成分が減少していくので要注意。
「保湿のポイントは、成分と量。保湿を重視しようとすると油分を補いがちですが、水分を保持する働きがあるのはセラミドやヒアルロン酸、グリセリン、多糖類、加水分解コラーゲンなどの保湿成分。まずはこれらの保湿成分をたっぷり含む乳液やクリームを肌がペタペタするくらいにたっぷり塗ることが大切です」(慶田さん)

また、洗浄不足で皮脂や化粧品の油分が残ると、酸化の原因に。ミルクタイプのクレンジング剤など洗浄力が極端に弱い場合、毛穴やシワの溝にファンデーションなどが残っていることがあるので要注意だそう。
「おすすめしたいのが、洗顔後に皮膚を拡大鏡で見て、毛穴や目周りに汚れが残っていないかどうかチェックすること。汚れが残っている場合は、クレンジング力が高いタイプのクレンジング剤に変えましょう。汚れがとれないからといって、ゴシゴシこするのはNGです」(慶田さん)

とはいえ、クレンジング剤が強すぎて必要な皮脂まで洗い流してしまうのは避けたいもの。洗顔後に何もつけず、30分以内に肌がつっぱってくるようなら、洗浄力が強すぎる可能性が高いそう。

できてしまったシミやしわには美容皮膚科での施術が効果的

肌老化は外的な要因が大きいため、個人差が出やすいもの。30代ごろからシミやしわが気になり始める人もいるはず。

「できたてのちりめんじわであれば、抗酸化パワーの高いビタミンAの『レチノール』を含むクリームを長期的に塗ることで、浅くできる可能性があります。薄い肝斑や日焼け後のくすみも抗炎症作用のある『トラネキサム酸』や黒色メラニンを白く戻す作用のある『ビタミンC』をセットで数カ月間服用すると、改善する場合があります。けれども濃い肝斑やシミ、たるみなどをホームケアで改善するのは難しく、メイクでカバーしようとすると厚塗りになり、逆に老けて見えてしまうことも。気になる場合は、美容皮膚科でのレーザー治療や光治療、高周波(RF)照射、超音波(ハイフ)照射、ヒアルロン酸注入治療などの施術をおすすめします」(慶田さん)

美容皮膚科というと費用やリスクの面からハードルが高いと感じる人も多いはず。自費診療なので、クリニック選びも重要に。
「経験や知識が特に必要なのは、施術よりも診断です。正しく診断できるかどうかは、日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医であるかどうかが、ひとつの目安になります。皮膚科学と解剖学の知識の裏打ちの上に、美容皮膚科施術の経験を積めば、安全で効果的な美容医療を提供できます。ぜひ、担当医の研修経験や筆頭執筆論文(共著の論文で最初に名前がある論文)の数をチェックしてみてください。また、施術後にどのような経過をたどるのか、アフターケアはどのように行うのかなど、ていねいに説明してくれるかどうかも大切です」(慶田さん)

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