記憶をデザインした、ラグジュアリーホテルへ

清水寺、法観寺八坂の塔など、京都を代表する国宝や重要文化財が点在する観光エリアから徒歩圏内に生まれ変わった“シンボル”はある。昭和8年に建てられた清水小学校の校舎があったこの場所は、2020年に未来に繋ぐホテルへと役割を変えた。



館内には京都にかかわりのある作家の作品約280点が並んでおり、滞在中はアート巡りを楽しむことができる。
清水小学校が建設された当時は、モダンな鉄筋コンクリートの校舎が次々と建てられた時代。その中でも特徴をもつ建築として評価され、洋風デザインを踏襲したタイル貼りの外観やスパニッシュ瓦の屋根は、清水の地の象徴となった。
ホテル館内は小学校時代の教室や講堂の特徴を保存、継承しながらデザインされている。とくに、階段などの共有部はこの小学校の卒業生でなくとも、その懐かしさを感じる。
全48室、贅沢な時間を過ごせるゲストルーム


滞在中は大きなバスタブで、癒しの時間を。

アメニティなども充実している。
ゲストルームは清水寺を一望できるなど京都らしさを堪能できる部屋から、ガーデンビューのテラス付きで非日常感を感じられる部屋など、それぞれ眺望の違いを楽しむことができる全48室。

ラグジュアリー感を引き立てる、モダンなインテリアの数々。

佃眞吾・内田智裕「客室ティーセット」各客室では、京都にゆかりがある作家が作った器などを手にとることができる。
