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収入が減った時の節約方法は? ケース別の対応策をファイナンシャルプランナーが解説!

節約・マネー

生活の変化により、収入が減ってしまったという声をあちこちで聞くようになりました。今回は、何らかの理由で収入が減ったときに何をすればいいのか、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美先生が教えてくれました。

生活の変化により、収入が減ってしまったという声をあちこちで聞くようになりました。今回は、何らかの理由で収入が減ったときに何をすればいいのか、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美先生が教えてくれました。

≪目次≫

●<お悩み内容>収入が減ってしまった。生活を切り詰める方法を教えて
●減った割合によって節約の優先順位が変わる! 家計立て直しのため副業や公的融資も検討
●収入が減った人のための生活見直し術
●+αアドバイス
●教えてくれたのは……

<お悩み内容>収入が減ってしまった。生活を切り詰める方法を教えて

新型コロナウイルスの影響で、残業代が減ってしまいました。また夏のボーナスがなくなり、この状態が続くと冬のボーナスも期待できません。収入が減ったとき、生活費を切り詰めるために何をすればいいのか教えてください。

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不動産関連勤務・29歳

【Profile】
給料が減っていることが目下の悩み。とりあえず、今は生活できているが、今後が心配。節約はもちろん、会社が副業OKなので、休みの日にちょっとしたアルバイトでもしようかと考えている。

減った割合によって節約の優先順位が変わる! 家計立て直しのため副業や公的融資も検討

新型コロナウイルスの影響だけではなく、リストラや転職などで世帯収入が変わることがあります。収入が減ったら、その分の出費をどこかで削る必要があり、減った割合によって節約の優先順位が変わります。まずは、その下準備として、手取り収入と1カ月にかかる家賃や公共料金、保険料などの固定費、それ以外の食費や日用品などの変動費(生活費)がいくらかかっているのか書き出しておきます。その上で、収入の2割減までは変動費、収入の4割未満減となったら変動費以外に通信費などの固定費、それ以上減った場合は家賃まで見直さざるを得なくなるということを覚えておきましょう。副業や公的な生活支援制度も家計を立て直す一案となります。

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収入が減った人のための生活見直し術

収入が減った人はどうすればいいのか、収入の減少状況に応じたケース別の生活見直し術を紹介します。

case 1. 収入が1~2割減って、節約が必要!

食費や交際費などの変動費から見直す

たとえば、収入20万円が1〜2割減ると、16~18万円になります。その場合、日頃の食事や飲み会などの変動費を節約していきましょう。美容院代やレジャー費なども対象となりますが、それほど無理なくできることばかりです。

<case 1.の見直しリスト>

日々の食事は、休日に作り置きなどをして自炊中心の生活を心がけましょう。もちろん、昼食はお弁当を持参するように。

夜の飲み会は、交際費節約のためにもリモート飲み会に。終電を逃してタクシーで帰宅するという心配も不要。

月1回行っていた美容室は2カ月に1回にしたり、ネイルサロンへ行く回数を減らすことも検討。収入が戻ったら、今までのように行けるので、それを楽しみに。

旅行やコンサート、映画などレジャー費用は、収入減と感染リスクも考慮して、思いきってセーブするようにしてみては。

洋服や靴、バッグなどは、既にあるもので工夫しましょう。どうしても買いたい場合は、プチプラアイテムから選んでみて。

何年も着ていない洋服や、読み飽きた本、遊ばなくなったゲームといった不要品は、メルカリなどフリマアプリで売却する癖をつけて。

case 2. 収入が2割以上4割未満減って、生活が苦しい……

変動費に加えて公共料金などの固定費も節約対象に

収入が2割以上4割未満減った場合、case 1のように変動費を節約するだけではなく、スマホなどの通信費や保険料といった固定費の見直しもする必要があります。自分にとって優先順位の低いものから出費を抑えるようにしましょう。

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