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アドラー心理学を元に考える。揺るがない自分軸の作り方と人間関係の悩み解決法

人生のあらゆることについて回るのが「人との関係」。コミュニケーションが得意までいかなくても、せめて苦手ではないレベルにはなりたいものですよね。アドラー心理学を元に、誰に何を言われても揺るがない自分軸の作り方と、悩み別対処法をご紹介したいと思います。

2017年7月
ライフスタイル

「人間関係」の悩みから解放されたい…!

「職場の人間関係が面倒で…」「人と比較して落ち込む」「人付き合いが苦手」など、日々人間関係に悩んでいる人も多いのでは?高圧的な上司、気まぐれな同僚。私たちの毎日は、人間関係のストレスでいっぱいです。

“誰に何を言われても揺るがない!”といった「自分軸」があれば、これらの問題に振り回されなくなります。その考えを手助けしてくれるのが「アドラー心理学」。そこでアドラー心理学を元に、自分軸の作り方のコツを学んでいきましょう。

自分軸で生きること大事にするアドラー心理

他人に責任を押し付けていませんか?

例えば「お母さんが反対したから他の人と結婚したのに、結局離婚した。お母さんのせいで私は不幸になった!」というケースがあったとします。しかし、本当に好きな人を選ばなかったのは本人の選択ですよね。

「お母さんの言うことを聞いておいた方が喧嘩せずに済む」「確かに元カレよりも条件面が良かった」など何らかのメリットがあったとしても、それを棚に上げて責任転嫁する。似たような経験がある方はいませんか?

大切なのは「自分がどうしたいのか」

「あの人のせいで私がこうなった!」と他人を責めるのではなくのではなく、自分を作っているのは紛れもなく自分でしかありません。自分を幸せにするためには、自分がより幸せになれる選択をすることを意識すれば良いだけなのです。

どんな些細なことでも「私はどうしたいの?」と一つ一つ自分に問いかけて決めるようにすると、たとえ本意ではない結果になっても「私が選んだことだから」と責任を持てるようになります。その結果、他人のせいにする気持ちが生まれないので、心の負担が軽くなります。

人生において、最後まで味方になってくれるのは自分自身。様々な人が「ああしなよ」と口出ししてきても、彼らは責任をとってはくれません。だからこそ、自分ととことん相談して軸を作ることが大事なのです。

こんな時はこう対処!アドラー的問題解決法

人間関係の悩みと言っても色んなケースがあります。そもそも自分軸ってどうやって作るか検討もつかないという方のために「こんな時はこう考えてみては?」といった発想のコツを質問形式でご紹介したいと思います。

Q1. いつも他人と自分を比べて落ち込んでしまいます。

スマホでSNSをチェックしていると、休日に楽しそうに遊んでいる友人たちの写真を見ては「家に引きこもってたなぁ…私何やってんだろう」と落ち込む人も多いはず。

「のんびり家にいることの幸せ」を自分が選んでいるのならば、落ち込んだり恥じたりする必要は全くありません。それでも落ち込んでしまうときにオススメしたいのが、「自分はどういう人付き合いをしていきたいか」をきちんと考えること。

自分と向き合った結果「私は気楽に一人で過ごしたい」というのであれば、「一人でいることを楽しめる自分になる」と決めてください。そこを曖昧にしているからこそ落ち込んだり他人を羨んだりするのかもしれません。

Q2. 表面的な関係ばかりで、仲の良い友達が作れません。

職場や家庭、地域、サークルなど人と人が関わる場所には何かしらの共同体が生まれます。そして、人間関係のゴールは、その共同体に自分が何らかの形で貢献できていると感じられることと思いがちです。

現在、自分がどの共同体にも属していないと孤独を感じている人もいるかもしれませんが、そもそも「自分がその共同体に属したいか否か」を考えてみてください。属したくなければ、無理に参加する必要はありません。

また、全員と深く関わらなければならないというわけでもありません。自分がその共同体にどのように関わりたいかは、自分が決めてOKなんです。

Q3. 職場の苦手な人からの誘いをうまくかわしたい。

プライベートでの苦手な人は自分から距離をとればいいだけの話ですが、職場となれば話は別。特に、食事に誘われた場合「本当は行きたくないけど断るのは悪いし」と思い、結果的に行かなきゃよかったと後悔したり。

この場合も、この人との関係をどういうふうに築くかどうか、自分が決めれば良いのです。日常会話さえ成り立てば良い関係ならば、誘われても何のためらいもなく断ることができるはず。

また、苦手だと思っていたのに、ある日何らかの拍子で「この人実は面白いのかも?」と感じたのであれば、対応を変えればOK。選択は絶対ではありませんし、柔軟に変えることも自分で決めればよいだけです。

Q4. 周りの人の〇〇が嫌だから変えてほしいんです。

アドラー心理学では、他人を操作したり支配することはできないと考えられています。例えば、彼がお酒ばかり飲んで働かない場合、「私が何とかして更生させなきゃ!」と思うのは大間違い。

お酒を飲むのも、飲みすぎて肝臓を悪くするのも、働かないで苦労するのも彼自身のこと。ただし、相手に働きかけることは可能なので、「私はお酒を飲みすぎるあなたを好きじゃない」と伝えてみるのは一つの手です。

それを彼が受け入れてくれるかどうかは彼次第ではありますが、相手の心に響いて改心させるキッカケになることがあるかもしれません。

Q6. 周りに悲観的な人が多すぎて、全然楽しくありません。

職場の同僚や友達と話をしている時に、「こんな仕事やってられない」とか「天気が悪いからやる気が下がる」などと言い出すと、その場の空気が一気にどんよりしてくるもの。

人間は無意識でいると悲観に引っ張られやすい生き物と言われています。でも、そこで同調せず、「いや、でも私は頑張るよ!何としてでも今日中に仕上げて帰る!」と意志を持てば、引っ張られずに済みます。

悲観か楽観か、どちらの気分に自分が浸りたいかは、意志で決められます。無意識にネガティブな気分に流されると、何事も悲観的な考えに染まってしまいます。強い意志を持つことで、これらの問題はクリアできるはず。

Q7. 異性と知り合っても関係が長続きしません。

せっかく出会いの場に出かけても「じゃあまた機会があれば」で終わってしまう場合、もしかしたら相手もあなたの出方を探っているのかもしれませんよ。あなたが少しでも相手に興味があるのなら、待っていてはダメ!

自分から誘うことを恥ずかしいとか、アドバンテージをとられているようで嫌だとか思いがちですが、優位に立たれたら嫌だと思う程度の相手なら、2回も会う必要はありませんよね。大切なのはあなたの気持ちです。

純粋に相手のことが知りたい、もう一度会いたいと思って自分からボールを投げることは、決して恥ずかしいことではありません。自然消滅するにはもったいないと思う相手なら、ほんの少しの勇気を出してみては?

Q8. 親が「結婚しろ!」とうるさいのがストレスです。

独身でアラサーならば、親の結婚しろ攻撃に日々うんざりしている人も多いはず。もし、あなたが今は結婚するつもりがなく幸せに生きているのであれば「私は今幸せなんだけど、それじゃダメかな?」と伝えるのもアリ。

親と真面目に話すのは恥ずかしいことですし面倒なことではありますが、親が本当に望むことは子供の結婚ではなく、子供の幸せ。「一人で生きていくなんて大変!」と心配してガミガミ言ってしまうのです。

「自分は今こう考えていて、こういった行動をしています」と面倒臭がらずかつ具体的に説明すれば、親に対して余計なエネルギーを使わずに済みます。親が喧嘩腰だからといって応戦するのは、疲れてしまうだけです。

Q9. 周りにすごく厄介な人がいて困っています。

あなたの周りに「この人のことどうしても好きになれない」という人、一人や二人いるはず。一度、嫌いと思うと、嫌なことしか目につかなくなります。でも、他人からすればその人と仲良い人もいたりしますよね。

相手を四方でイメージした場合、自分が見ているのは一面だけ。つまり、目の前の相手をどう見るかも、自分で選んでいると言えます。嫌いな人がいる時は、その人に対する見方を変えられないか考えてみてください。

これは「嫌いと思う自分がダメなんだ」といって無理やり相手を好きになろうとするのとは違います。客観的にいろんな視点から相手を見たけれど、やっぱり嫌いだと思うのなら、そこにしがみつく必要もありません。

なぜなら、人間には少なからず「相性」があるからです。それでもそこに居続けるのは「相手を嫌いと思う」という不快感を上回る、何かしらのメリットがあるはず。その辺りをじっくりと自己分析してみましょう。

Q10. もう何もかもが嫌で、全部放り投げたいんですが。

自分の仕事を抱え込んでしまい、つい頑張りすぎてしまう女性に多く見られます。これは、「自分の仕事を他人に任せたら、自分の居場所がなくなってしまう気がする」と無意識に恐れている場合でもあります。

要するに、自分の存在をアピールするために仕事を抱え込んでいる可能性があるとも言い換えられます。また、仕事ができない後輩が周りから評価されているのを見ると、行き場のない怒りが湧いてくることもあったり。

今ある仕事にしがみつくのではなく、それを誰かに任せて自分の負担を減らすことも大切。そして、空いた分新しい仕事ができるようになるかもしれないとポジティブに考えられるようになるとなおいいでしょう。

自分の理想がないがために「居場所が取られてしまう」といった不安が先立つもの。未来に向けて新しい目標があれば、目の前にある今の仕事だけにしがみつかなくても良くなるはず。

人生の選択権を自分に取り戻そう!

人間関係の悩みの原因は、他人ではなく自分が選択してきたことの積み重ねであることがほとんど。人生の選択権を自分に取り戻せば、きっと今よりももっと楽に物事を考えられますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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