
(C)相原 里紗
フリーランス保育士で2児の母、相原里紗です。子どもの冬服、みなさんどうしていますか?寒いからとダウンを着せたら「暑いから脱ぐー」と突然ロンT一枚に…それは寒すぎるのでは?なんてことはありませんか?今回は冬の外遊びを快適にする、子どもにぴったりの防寒グッズを紹介します。
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相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
早稲田大学国際教養学部卒。(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。1歳、3歳の男子育児に奮闘中。
暑い!寒い!子どもは体温調節機能が未熟
寒いからと厚着をさせたら汗びっしょりになっていたり、薄着をさせたら「さむい!」と言われたり。子どもに何を着せるのか、毎シーズンの悩みの種ですよね。
子どもは体温調節機能が未熟で大人より体が小さいため、暑くなりやすく寒くなりやすいのです。ですから、冬だからといって厚着をさせると、熱がこもって必要以上に体温が上がってしまうこともあります。手足が冷たくても体幹近くの温度が高ければ大丈夫。背中やお腹、太ももの上部などを触って確認してみましょう。
子どもの防寒グッズ、3つのポイント
では、暑がり寒がりな子どもにぴったりの防寒グッズはどのように選べばいいのでしょうか。
室内は暖かく、屋外は寒く、走ったら暑い…温度が場所によって上下する冬は、自然と着脱が多くなります。子どもの体温や周囲の気温に合わせてすぐに脱ぎ着できるよう、着脱しやすい服を準備することが防寒グッズ選びのポイントです。
冬服は分厚かったりぴったりしていたりと、着脱しにくい服が多くなりがちです。服の形状はもちろん、伸縮性や素材などを意識して選ぶようにすると良いでしょう。
特に2歳くらいからは、子ども自身が暑くなったら脱ぐ、寒くなったら着るという衣服での体温調節を学んでいきます。自分でスムーズに着脱ができることは、着脱の意欲を維持するためにもとても重要です。
寒そうなのでどうしてもモコモコたくさん着せてしまいたくなりますが、子どもにとって重要なのは防寒対策だけではありません。体をたくさん動かすことがとても大切な乳幼児期ですから、身体発達の側面から考えると服をたくさん着すぎて動きにくいのは NGです。冬の間も子どもの成長は待ったなし!寝返り、ハイハイ、あんよ、走る…など、今の子どもの動きにあった衣服を選びましょう。
(3)安全性
見逃しがちなのが安全性。冬服はフードのついた服や、マフラー、手袋など、他のシーズンはあまり使わず、子どもが自分で把握しきれないアイテムが増えます。フードが遊具に引っ掛かったり、手袋をしていることでいつもと感覚が違って手が滑って転落してしまったりなどの事故が起こりやすいです。実際に衣服が原因で窒息から死亡事故につながった例もあります。事故が起こりにくいアイテムを選んだり、遊ぶ前に危ないものは取ったりするようにしましょう。
参考:政府広報オンライン
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