犬も嫉妬する?

犬が嫉妬する気持ちと私たち人間が嫉妬する気持ちとは、どうやら全く同じというわけではないようです。しかし、犬も人間と同じように嫉妬しているかのような行動をすることがあります。どのような気持ちでいるのか、どのような行動をするのか、犬の気持ちになって考えてみましょう。
犬が嫉妬しやすい対象

1.ぬいぐるみ
飼い主さんが可愛がっているぬいぐるみが、犬が嫉妬しやすい対象になることがあります。ぬいぐるみに唸ったり吠えたりし、お留守番中に噛んでボロボロにすることもありますし、跡形もなく破壊してしまうこともあります。
2.赤ちゃん
自分よりも弱い存在であるということを理解しながらも赤ちゃんが、犬が嫉妬しやすい対象になることがあります。きっと、飼い主さんが付きっきりで赤ちゃんのお世話をしているからでしょう。急に自分に対する飼い主さんからの注目が減ってしまい、寂しく感じて嫉妬してしまうのだと思います。
3.飼い主さんの家族や恋人
飼い主さんが一人暮らしである場合、たまにやって来る家族や恋人が、犬が嫉妬しやすい対象になることがあります。決して嫌いではないけれどそれほど親しくもないたまに会う人が大好きな飼い主さんと親しく楽しそうにしていたらどうでしょう。
来客がある時、ケージの中で待たされる犬もいますね。別の部屋でひとりで待たされることもありますね。“どうしてなの?”という気持ちなのではないでしょうか。
4.他の犬
飼い主さんが可愛がっている他の犬が、犬が嫉妬しやすい対象になることがあります。お散歩の途中、ドッグラン、ドッグカフェ、動物病院、お出かけ先などで他の犬や飼い主さんとの交流をすることがありますね。
飼い主さんが他の犬に声をかけたり撫でたりするだけで唸ったり吠えたりすることがあります。その犬の飼い主さんと楽しそうに会話する様子を邪魔するかのように激しく吠えることもあります。
そうすれば、相手がすぐに去って行ってくれることを理解しているかのようです。
5.テレビ、スマートフォン、パソコン
意外なものですが、犬が嫉妬しやすい対象になることがあります。どれも飼い主さんが集中しすぎてしまうことのあるものですよね。
テレビで見たい番組がある時、スマートフォンで友達と大事なメッセージのやり取りをしている時、パソコンでお仕事をしている時、犬の強くて冷たい視線を感じることがあります。飛びかかるなど邪魔をしてくることもあります。おもちゃを持って来て構ってほしいアピールをすることもありますね。