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冬こそ備えたい免疫力…ヨーグルトにアレを足すだけ!「腸活の新常識」

いよいよ本格的な冬がやってきます。感染リスクが高まるといわれているなか、何か対策を取っておきたいあなたに、「ヨーグルト+食物繊維イヌリン」の腸活術をご紹介!

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これから本格的な冬を迎えるにあたり、ますます健康を意識して食事や運動を行っていきたいものですよね。さまざまな健康法がありますが、最近、特に注目を集めているのが「腸活」です。

今回は、腸活に興味のある人に、新しい情報をお届けします。今、話題の「イヌリン」とは何かということや、免疫力との関係、ヨーグルトと合わせた取り入れ方などを専門家の見解のもとご紹介します。

「ビフィズス菌+水溶性食物繊維」に注目!

普段、何気なく食べているヨーグルト。ビフィズス菌や乳酸菌が含まれていることが多いですよね。実はそのなかでも、ビフィズス菌に“あるもの”がプラスされたヨーグルトを摂取することで体内発酵が促され、腸内で免疫力アップにつながる成分が作られやすくなるというのです。

「腸の奥からの健康を考える研究会」が2020年10月に実施したオンラインセミナーに登壇していた、同会座長の帝京平成大学の健康メディカル学部教授 松井輝明先生によれば、ヨーグルトなどに含まれるビフィズス菌などの有用菌は、そのエサとなる水溶性食物繊維と一緒にとることで、体内発酵が促され、免疫力アップにつながる「短鎖脂肪酸」という物質を作ってくれるとのこと!

「短鎖脂肪酸」とは?

では、「短鎖脂肪酸」には、どんな働きがあるのでしょうか?

松井先生によると、短鎖脂肪酸が腸内で作られると、血液により全身に運ばれ、免疫細胞に働きかけることで免疫力を向上させるというのです。その他にも、腸内の炎症を抑制するなど、さまざまな健康効果があるそうです。

短鎖脂肪酸に期待される健康効果

免疫力向上
免疫反応を制御する細胞を増やす働きや、全身の免疫系に影響する機能を持つ。

抗炎症作用
老廃物が溜まり、炎症を起こしやすい大腸内の炎症を抑える。

全身のエネルギー源となる
腸管で吸収され、全身のエネルギー源として活用される。

やせ体質へ導く
脂肪の蓄積を防ぎ、代謝を上げたり、脳に作用して食欲を抑え満腹感を持続させる。

水溶性食物繊維「イヌリン」に注目!

ここでおさらい! 短鎖脂肪酸をたくさん作るには、「ビフィズス菌などの有用菌を、そのエサとなる水溶性食物繊維と一緒にとることが重要」ということ。

では、水溶性食物繊維にはどんなものがあるのでしょうか?

水溶性食物繊維は、根菜や海藻などに含まれていると松井先生。そして同じ水溶性食物繊維でも、体内での発酵力が高く、より多くの短鎖脂肪酸を産生するのが、世界で最もメジャーな水溶性食物繊維である「イヌリン」なのだそう。

松井先生は、インフルエンザに感染したマウス試験の結果を交えながら「イヌリンは短鎖脂肪酸を多く産生し、免疫力を高めるだけでなく、免疫暴走を制御し、生存率を向上させるという研究報告もある」と説明しています。

水溶性食物繊維「イヌリン」を取り入れるには?

そうと知れば、さっそく、「ビフィズス菌+イヌリンなどの水溶性食物繊維」を取り入れたくなりますよね。

オンラインセミナーに登壇していた株式会社メタジェン代表取締役社長CEO、慶應義塾大学先端生命科学研究所 特任教授の福田真嗣先生は、

「短鎖脂肪酸の重要性が増す中、普通のヨーグルトに入っている乳酸菌に加えて、ビフィズス菌や、イヌリンなどの腸内細菌のエサを摂取できるものが、ニューノーマル時代のヨーグルトと言えるだろう。継続して摂取することが大事」

と述べています。

これを参考にライターが独自に調査したところ、市販品にはこんなものもありました。

グリコ「BifiXヨーグルト」シリーズ

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グリコのBifiX(ビフィックス)ヨーグルトは、ビフィズス菌とイヌリン入りのまさに理想的なヨーグルト。「ほんのり甘い」タイプや脂肪ゼロのタイプ、砂糖不使用、アロエやフルーツ入りのものなど、さまざまな種類があるので、お好みで選べて、続けやすそうですね。

サントリー「おいしい腸活 流々茶」

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こちらはイヌリン入りウーロン茶。食事のときにこの「おいしい腸活 流々茶」を飲めば、イヌリンを手軽に摂取できそうです。

毎日ヨーグルトを食べているなど、腸活習慣のある人は、健康をより意識するために「イヌリン」をプラスしてみるのもよいのではないでしょうか。

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