最終巻発売のタイミングに合わせ、同日発行の新聞5紙に『鬼滅の刃』の広告が掲載された。中でも人気が高いのは…。
本日4日、大人気漫画『鬼滅の刃』の最終23巻が発売となった。作品に対する愛情の込もった広告が『読売新聞』や『朝日新聞』をはじめとする全国紙5紙に掲載されたが、『日本経済新聞』のデザインが多くのファンのハートを射止めているようだ。
■品薄のコンビニも多数
(©吾峠呼世晴/集英社)
こちらの広告は4日の朝刊に掲載されたもので、同作のコミックス累計発行部数が1億冊を突破したことを記念している。主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)ら主要キャラクターが大きく一面を飾っており、バリエーションは全部で15種類。
記者も最寄りのコンビニをチェックしてみたが、既に売り切れている新聞も見られ、スリランカ出身という女性店員からは「何で皆さん、今日は新聞をたくさん買って行かれるんですか?」と訊ねられてしまった。
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■新聞ごとに特徴が見られ…
広告のページを開くとキャラクター2名が並ぶ…という構成になっているのだが、いずれも「関連キャラクター」が並んでいるのが特徴。
(©吾峠呼世晴/集英社)
たとえば『朝日新聞』では炭治郎の妹・禰豆子(ねずこ)と、彼女に恋心を寄せる我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)がペアになっているなど、作品のポイントをしっかり押さえているのだ。
(©吾峠呼世晴/集英社)
大好きな禰豆子の横で頬を赤らめ満面の笑みを浮かべている善逸を見て、エモい感情に襲われたファンは多いことだろう。
■『日経新聞』がぶっち切りで人気な理由
善逸×禰豆子のカップリングも好評だが、ファンからの評価が特に高いのは、やはり『日経新聞』の広告だろうか。
こちらは恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)と、蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ・おばない)という、これまた作中で大人気のカップリングが掲載されている。
非常に尊い組み合わせなのだが、ファンはこちらの広告が「見開き」構成になっていることに注目。新聞はその構成上、「1枚の大きな誌面」をいくつも組み合わせて作られている。そのため、中には新聞を分解したら、「2人のキャラが離れ離れになってしまった…」という悲しい事態も起こり得るのだ。
しかし『日経新聞』はちょうどど真ん中のページにこちらの広告が来る構成のため、甘露寺と伊黒は1枚の大きな誌面を通じて固く結ばれ合っているのが印象的。ちょうどページを折りたたむと2人の口元が触れ合うようになる…のは偶然だろうか。
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■「日経新聞、最高かよ…」の声
同紙では他にも、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の広告があるのだが、煉獄さんといえば大活躍する劇場版アニメが現在も大好評で公開中。
(©吾峠呼世晴/集英社)