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世界が驚いた82歳おばあちゃん・若宮正子さんの人生論が悩めるアラサーに響く♡

81歳でiPhoneアプリの開発を始め、Apple社のティム・クックCEOからも賞賛された若宮正子さん。いくつになっても新しいことに挑戦できる、人間の無限の可能性を示してくれた若宮さんの姿に世界中の人が励まされています。

撮影/千々岩友美 取材・文/編集部

2017年12月
ライフスタイル

「私のモットーは"とりあえずやってみる"なんです。一貫した方針のもとに動いているわけではなくて、興味を持ったことは何でもやってみる。そして、ダメならやめる。『hinadan』は、みなさんのお力添えもあって完成できました。私は大学にも行っていないし、全くプログラミングの知識がないところからのスタートでした」

「私は80代になってから、"エイティーズの冒険"と称していろんなことにとりあえず挑戦するようにしています。冒険とは、海外旅行に行ったりすることに限らず、もっと小さな冒険もたくさんあると思うんですよね。プログラミングも、冒険の一つ。アプリを作ることはもちろん、そもそもプログラムを作るとはどういうことなのかを知ってみたかったんです」

③好奇心の「木」をたくさん植えて、大きく育てる

若宮さんは、自分の好奇心を追求し、視野や可能性を広げることを「自分の木を育てる」と表現しています。2017年12月に発売された書籍『明日のために、心にたくさん木を育てましょう』(ぴあ)の中でも、自身の体験をもとに、様々なエピソードが紹介されています。

iPadのアプリで琴の演奏をする若宮さん。

「私が持っているのは、プログラミングの木や、英語の木。全然上手くならないけどピアノの木もありますね。自分が興味を持ったことを心に植えて、根っこにお水をやりながら大きく育てていくんです。続けるコツとしては、私の場合はFacebookの投稿で宣言をしてしまいます。言った以上はやらないと、と言う気持ちになりますし、いろいろ励ましやアドバイスもいただくので頑張れるんですよね」

海外旅行も大好きで、お土産に現地のスカーフを購入するのが楽しみだそう。

④本質的な人間力を高める努力をする

「私が子供の頃は、平均寿命がもっと短くて、多くの子供が病気で亡くなる時代でした。"生きているのが幸せ"な時代だったんです。一方、現代は"人生100年時代"とも言われ、老後の生活に不安を抱いている若い人も多いですよね。なぜ私が急にメディアに取り上げられるようになったかというと、80歳を過ぎても楽しそうに生きている人が、少なくとも一人はいるということに勇気付けられる方がいらっしゃる、ということのようです」

「自分の寿命に対する不安だけではなくて、これから人工知能の時代になってきますよね。もう何年かすると、人間と人工知能の戦いみたいなことを目にすることも増えてくるかもしれません。そうなった時に人間の生き方が問題になる。今、プログラミングを小学校から必須科目にすると言われていますけど、プログラミングすらAIがやってくれる時代になるでしょう。そうなると、コンピュータに何をさせるかということを考えるのが人間の仕事になるんです。これからは、本質的な人間力が問われる時代になると思います」

⑤ボランティアに参加して、自分を成長させる

自分の将来について、漠然とした不安を持つことも多いアラサー世代の女性たちへ、若宮さんが薦めているのは「ボランティアに参加すること」。人間力を高め、幅広い世代の人と交流することで人間力が磨かれるのだそう。

「ボランティア活動をしている人は、ある程度志の高い人ですから、そういう人たちと付き合っていると自分も成長します。他人の噂話や批評が好きな人たちと付き合っていても成長がありませんから。そのためには、ボランティアでもやってみるといいと思いますよ」

「忙しい人でも、年に1回か2回は地域の餅つき大会などの行事を手伝ってみるとか、必ずできることはあるはず。365日ずっと忙しいわけはないし、体力がなければないなりに、できることをやればいいんです。社会に参加して、いろんな価値観の人と知り合い友達になることで自分も成長しますよ」

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