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松本人志、『M−1』“漫才コント論争”に終止符を打つ 視聴者も「納得した」

エンタメ

『ワイドナショー』では松本人志が『M-1』グランプリを振り返った。”漫才コント論争”への持論が話題に。

27日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、ご意見番・松本人志が『M−1グランプリ2020』(テレビ朝日系)に言及。現在世間を騒がせている”漫才コント論争”について、持論を展開した。

松本人志
M−1グランプリ2020

■「漫才の定義はない」

決勝を勝ち抜き、第16代目王者の座に輝いたマヂカルラブリー。当然多くの称賛の声が上がったのだが、一方でネタの内容について、ほとんど会話のラリーをすることなく終わったという点から「あれは漫才なのか?」「どう見てもコント」と批判の声が飛んでいる。

マヂカルラブリー

そうした中、『M-1』の審査員も務めた松本はこの論争に対し「漫才の定義っていうのはないんです」とコメント。さらに「ですけど、定義をあえて設けることで、その定義を裏切ることが漫才なんですよ」と語る。

やや抽象的ではあるが、「漫才とはかくあるべき」といった単純化や枠付けを裏切ってこそ、漫才が成立するということのようだ。

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■”消える魔球”を例に…

さらに松本は、前述の持論について「(マジカルのネタは)野球のすごい大一番の時に、ピッチャーが消える魔球を投げたみたいな感じなんですよ」と例えを用いて説明。

「で、我々プロはすごいなと、ここで消える魔球投げてくんねやって思うんですけど、にわかプロ野球ファンなんかはあれは卑怯だと(思う)」と語り、だからこそ「これは多分ね一生交わらない、この交わらないからこそ我々は飯が食えていける」と話した。

■「ある意味で真の漫才?」

さらに松本はマヂカルラブリーの決勝ネタについて、「1本目のネタは、フレンチのマナーを破るということで笑いを生んだネタじゃない? 2本目は漫才のルールを破るってことで笑いを生むってのが面白いなと思うね」と語る。

これらの持論に、視聴者からは「納得した。予定調和を壊してこそ漫才」「そういう意味では、マヂラブのネタはある意味で真の漫才?」「この論争ももう終わりでしょ」といった声が寄せられていた。

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■番組で披露したネタは…

今回、番組にはマヂカルラブリーが出演。「一番強い武器は何か」を野田クリスタルが考えてプレゼンするという、決勝とは異なるネタを披露。

結果、”毒爪”がいかに強いかを、野田特有の珍妙な動きによってアピールするという展開になり、視聴者からは「マジで世界観独特」「漫才かコントとかどうでもよくなる」といったコメントが寄せられていた。

(文/しらべぇ編集部・清水 翔太)

清水 翔太
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