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ダウンタウンを殴る、尼神インター・渚「イラっとしたら手加減なし」

エンタメ

ぶりっ子妄想キャラの誠子さんと、元ヤンキーで男前キャラの渚さん。両極端の個性でブレイク中の尼神インター。全国区の人気を獲得した売れっ子の胸中とは、いかに?

――お給料が増えて、贅沢したことは?

誠子:中目黒に家賃12万円の部屋を借りたこと。中目は、私のバイブル『ロンバケ』のロケ地なんですよ。ほんとうにどこを歩いても素敵! だって、フレッシュネスバーガーが2つもあるんですよ。ドラマティックな恋が生まれる予感がします!

渚:私はひとり暮らしで寂しくなるのがわかってたので、知ってる人が多い幡ヶ谷にしました。ひたすら近所で飲んでます。

――NSC出身ですが、通いはじめる前に、イメージする芸人像はあったんですか?

誠子:当時はまだ、自分がそれほどブスやという認識がなくて、ツッコミをやろうと思ってました。千鳥のノブさんみたいに、言葉巧みにツッコミをやるぞと。

渚:誠子はコンビを解散しては組み直してたんですけど、どのコンビでも面白かった。

――同期の星みたいな?

渚:うーん…そうなのかな。ですね、はい(苦笑)。

――(笑)。互いに相方を変え続けてたのに、尼神インターが続いたのは、手応えがあったから?

誠子:NSCは面白い順に、A、B、Cにクラス分けされるんです。私たちはAにはいけなかったけど、すぐBに上がれて、先生の評価も同期の反応もよかったし、いけるかなという感触はありました。

――真面目に通ってました?

誠子:ちゃんと通ってました。

渚:私は、体操とか発声練習の授業はあんまり。滑舌悪いし、どうせ早口言葉も言われへんし、行かんとこうと。

――今、ネタを作っているのは誠子さんですよね。誠子さんが意識していることや、渚さんからリクエストすることは?

誠子:渚は台詞覚えが苦手なんで、削ぎ落とせるだけ落としてます。

渚:私からは何もないです。面白いと思ってやるだけです。たった3分のネタの中で、ものすごく計算して、ネタを作る人は大変やなと思いますよ。初めてネタを出す時はドキドキもするだろうし、そのプレッシャーに、私は勝てない。

――では、ネタを作る人・誠子さんをねぎらうことも?

渚:…1回もないです(笑)。

誠子:ネタで揉めないのは、私の作ったものを面白いと思ってくれてるから。それは伝わってます。

あまこういんたー NSCの同期生で、2007年コンビ結成。‘15年、オールザッツ漫才優勝。右・渚、1984年8月6日生まれ、兵庫県尼崎市出身。ツッコミ。NSCの入学金を貯めるため、約5年間、大工をしていた。左・誠子、1988年12月4日生まれ、兵庫県神戸市出身。ボケ。「M-1」のチュートリアルを見て漫才のカッコよさに目覚め、芸人を志す。

‘18年の抱負は「念願の女優業。芸人にありがちなヒロインのブスな友達役ではなく、桐谷美玲さんとかが演じるような本当のキレイどころをやりたい。相手役は高橋一生さんで」(誠子)。「ショベルカーとフォークリフトの運転資格取得。軽鉄材を切る工具の資格はあるけど、知名度が低いんで、次はメジャーなやつを取りたい」(渚)
※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀 インタビュー、文・小泉咲子
(by anan編集部)

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