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『鬼滅の刃』ブームがこんなところにも… 各地で感じた作品愛に感動

エンタメ

2020年、漫画・アニメ・映画と大ヒットした『鬼滅の刃』。全国各地で話題に。

2020年に社会現象を巻き起こした作品といえば、『鬼滅の刃』を思い浮かべる人が多いのでは。同作品のブームに乗って話題になった場所も複数あるが、今回はしらべぇ編集部が取材した3つの場所を紹介しよう。

鬼滅の刃

■仏教に通じる言葉も

『鬼滅の刃』は、登場人物の強い生き様や名言も人気のひとつ。劇場版アニメでキーパーソンとなった煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)も、作中で印象的なセリフを残した一人だ。

東京都・墨田区にある「真宗大谷派 本明寺」では11月頃、寺院の外にある掲示板に煉獄さんの名言を取り上げている。

寺院の外にある掲示板に
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とくに、寺院の住職が大切にしているのが「老いるからこそ死ぬからこそ堪らなく愛おしく尊いのだ」という部分。この言葉は仏教の「老病死」に通じるものがあるという。

「お釈迦様」の出家の動機は「老人」「病人」「死人の屍」を見たことだといわれている。こうした人間が避けることのできない老・病・死を踏まえ、生きることを明らかにするのが仏教であり、煉獄さんの言葉にもその心が感じられると語ってくれた。

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■装飾に気合を入れる映画館も

また、劇場版アニメ公開後、同作品を猛プッシュしている様子が伝わる映画館も。11月某日、東京都・練馬区にある映画館『 T.ジョイSEIBU大泉』を訪れると、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)のトレードマークとも言える市松模様の羽織を身に着けたマネキンが出迎えてくれた。

猛プッシュしている様子が伝わる映画館
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そしてロビーを進むと、中心には大きな作品パネルがあり、その上には鬼が嫌う「藤の花」を模した装飾があるという粋な演出まで。また、その隣には作品の登場人物を折り紙で作った作品も飾られていた。

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細かい絵柄も手書きで再現されており、『鬼滅の刃』愛があふれるスタッフが多いことがわかった。

■炭治郎が生まれ育った山

東京都、埼玉県、山梨県の境に位置する「雲取山」も、炭治郎と妹・禰豆子(ねずこ)が暮らしていた山として注目を集めたスポットの一つ。雲取山への登山口がある山梨県・丹波山村の観光施設「道の駅たばやま」では、『鬼滅の刃』に関連するグッズの販売を開始している。

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(画像提供:道の駅たばやま)

また、丹波山村には、日本一の規模を誇るすべり台「ローラーすべり台」という施設があるのだが、こちらも受付が『鬼滅の刃』仕様に。

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(画像提供:ローラーすべり台)

装飾は全て受付担当の男性が用意したもので、とくに手作りの「日輪刀」が展示されている場所は、子供たちからフォトスポットとして大人気なのだそうだ。

子供たちからフォトスポットとして大人気

ちなみに、年内の営業は11月で終了しているため、気になった人は来年営業が再開した際に現地へ行ってみてほしい。

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