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時間がなくてもサクッと読みたい!オススメ名作短編集9選

本が読みたくても、毎日が忙しくて本を手に取る暇がない!という方は意外と多いはず。そんな時にはスキマ時間にサクッと読み切れる短編小説がオススメです。今回はオススメの短編集を9選ご紹介していきます。

2018年2月
カルチャー

本は読みたいけれど、最近時間がない…

そんな人には短編小説がオススメ!

本は元々好きだけれど、仕事や日常に追われて手に取る機会が少なくなっている方は意外と多いのでは? 短編小説なら移動時間やちょっとした合間に1篇ずつ読んでいけるので、読み始めやすく、途中で挫折してしまうことも防げます!

じっくりと物語に浸れる長編小説もいいですが、同じ時間でよりたくさんの物語に触れられるのも短編小説の魅力のひとつなんです。今回はオススメの短編集9選をご紹介します。

①恩田陸『図書室の海』

『蜂蜜と遠雷』で2度目の本屋大賞と直木賞の2冠を達成した恩田陸さんの短編集。彼女の独特な世界観と美しい文章が凝縮された珠玉の10篇です。

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このうち3篇は他の恩田作品の関連作や布石となる物語が含まれているので、恩田ファンの方なら必見です。また、様々なテイストの作品が集められていて、初めての人にも恩田陸さんの世界観を垣間見るのにはちょうど良い1冊となっています。

②深緑野分『オーブランの少女』

2016年このミス第2位にランクイン、直木賞受賞候補になるなど話題を読んだ『戦場のコックたち』の著者、深緑野分さんの短編集です。表題作「オーブランの少女」はデビュー作なのですが、そうは思えないクオリティ。

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表題作「オーブランの少女」をはじめ、収録されている5篇は全て“少女”にまつわる謎が描かれています。また、ミステリーものには珍しく、ファンタジックな要素も散りばめられていて、幻想的な雰囲気に浸れるのも魅力のひとつです。

③奥田英朗『イン・ザ・プール』

奥田英朗さんは2004年に『空中ブランコ』で直木賞を受賞されています。『イン・ザ・プール』はその前作に当たる作品。この2冊と『町長選挙』を合わせた3冊が「精神科医・伊良部シリーズ」と呼ばれる三部作なのですが、全てが一話完結型の短編で構成されています。

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常識外れで奇天烈な人物ながらもどこか憎めない精神科医・伊良部が、彼のもとに通うクセの強い患者たちを、一見はちゃめちゃな方法で解決していきます。医療モノながらも小難しい話は登場せず、コメディ感覚でサクサク読めてしまうのもポイント。

④桜庭一樹『このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集』

直木賞受賞作家でもある桜庭一樹は、一作一作ごとに変幻自在の文体を駆使しつつ、独特の設定や言葉選びが光っていて、どこか浮世離れした雰囲気に溢れる作品を数多く発表しています。

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本作は、タイトルに違わず“奇譚”と呼ばれるにふさわしい作品が集められています。読んでいる間は、現実離れした登場人物の行動や言動に振り回されるにもかかわらず、読了後には不思議と誰かに共感してしまう、心に残る作品です。

⑤江國香織『号泣する準備はできていた』

まるで砂糖菓子のように繊細で美麗な文章を綴る江國香織さんの、言わずとも知れた直木賞受賞作の短編集です。どの短編も全て女性が主人公として描かれています。

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登場する女性はみな聡明で達観している印象を受けます。不倫や離婚などの重いテーマも、短い物語の中で日常として淡々と描かれていて、大人の女性が読むからこそ刺さる一冊。

⑥米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』

2014年『満願』が国内ミステリーランキング史上初の3冠を達成し話題を読んだ、米澤穂信さんのミステリー短編集です。『満願』が日常の謎をベースにしているのに対して、こちらはダークな雰囲気満載の短編集です。

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読書家のお嬢様が集う「バベルの会」を中心に起きる5つの残酷な事件に、恐ろしくもページをめくる手が止まりません。さらに5篇全て、最後の一文で結末がひっくり返るという巧妙な仕掛けがなされていて、驚愕の真実が発覚したとき思わず背筋がゾッとするはず。

⑦森見登美彦『宵山万華鏡』

森見登美彦さんの作品の多くは、京都を舞台に日常とファンタジー要素が絡んだ独自の世界観を展開しており、多くのファンを惹きつけて離しません。『宵山万華鏡』もその「森見ワールド」が存分に味わえる作品の1つです。

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祇園祭本祭の前祭・宵山を共通のテーマとして、喜劇やシリアスなど趣の違った作品を、この1冊で楽しむことができます。6つの短編は独立しているものの、そのうち2篇ずつが対となって1つの物語を成立させる、という珍しい構成にも注目。

⑧ジェフリー・ディーヴァー『クリスマス・プレゼント』

ジェフリー・ディーヴァーはアメリカのミステリー作家で、「どんでん返しの魔術師」の異名を持ちます。NYタイムズやロンドンタイムズのベストセラー作家リストの常連であり、その作品は世界各国で読まれています。

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16篇のショートショートのミステリー作品が1冊にギュッと詰め込まれており、各編のラストでどんでん返しのサプライズが。1冊読み終わるまでに何度もアッと騙されること間違いなしです。

⑨ジョン・ディクスン・カー『妖魔の森の家』

「海外の作家といえばカー」というほどに大変著名なアメリカの推理小説作家です。密室殺人をテーマにした名作を輩出しており、「密室の王者」とも呼ばれています。

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そんなカーの短編集であるこちらの1冊は、短編にもかかわらず長編にも劣らない伏線とトリックの巧妙さが有名です。とりわけ表題作の「妖魔の森の家」は不気味な雰囲気も相まってカーの作品の中でも白眉というべき名作といわれています。

読書を始めるなら、短編集から!

「これ、読んでみたいかも!」と思える短編集は見つかりましたか? 通勤の移動時間やスキマ時間に、是非とも読書を取り入れてみてくださいね♡

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