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オンナ心の深いところにグッとくる♡「R-18文学賞」受賞作をチェック!

女による女のためのR-18文学賞、略して「R-18文学賞」は新潮社が公募する小説の新人賞。「女性ならではの感性を生かした小説」をテーマに、応募者も選考委員も女性限定!必読の9作品と番外編1編をセレクトしました。

2018年2月
カルチャー

女性が持っている誰にも伝えられない感情を小説で♡

第10回までは「女性が書く、性をテーマにした小説」、第11回からは「女性ならではの感性を生かした小説」と定めたR-18文学賞。官能をテーマとした作品も多くあり、濃密な小説の世界へトリップできちゃう♡ なかでも女性が抱える生き辛さや不自由さ、等身大の悩みが描かれている作品をご紹介!

女の寂しさ、ズルさ、可愛さ、エロさを堪能できる10選!

①ここは退屈迎えに来て/山内マリコ(幻冬舎)

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第7回読者賞受賞作「十六歳はセックスの齢」を含む連作小説集。都会からUターンした30歳、結婚相談所に駆け込む親友同士、売れ残りの男子と寝る23歳、処女喪失に奔走する女子高生…...ありふれた地方都市で生きる8人の女の子が自分の居場所を求めもがく物語。

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山内マリコさんの本を読むたびに、
「なんでこんなに女の気持ちがわかるんだろう…」
と不思議な気持ちになります。
女子同士の会話や地方での生活のこと、
三十路の人生観などなど、まるで友達の話を聞いているかのような
リアリティがあり、物語にグイグイ引き込まれました。
おもしろくて即読みです。
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2018年秋には実写映画が公開!

#山内マリコ 『ここは退屈迎えに来て』実写化決定‼︎
#橋本愛 #門脇麦 #成田凌 出演
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何者かになりたくて東京で就職したものの、10年たって地元に戻った27歳の「私」(橋本愛)は、フリーライターとしてタウン誌で記事を書いているが、まわりからはフリーター同然の扱い。「私」は高校時代に仲の良かった友達と久々に会った勢いで、憧れの椎名くん(成田凌)に連絡して再会することに…。東京に憧れと怖さを持ちながら地元で暮らす「あたし」(門脇麦)は、元彼の「椎名」を忘れられず、今もとらわれていて…。キャストは橋本愛、門脇麦、成田凌。監督は廣木隆一。

映画「ここは退屈迎えに来て」公式サイト
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②花宵道中/宮木あや子(新潮社)

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第5回大賞・読者賞受賞作。江戸末期、遊廓・吉原を舞台に綴られる、官能純愛絵巻。残酷な運命の中で、自分の道に花を咲かせて散っていく遊女たちを鮮やかに描く。漫画化、映画化もされた人気作品。

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表紙の絵から、なんとなく少女漫画チックなのかな?と想像していました。完全に違いました。大人の小説です。官能的話しでもありますが、それ以上に女のサガや生き様を飾ることなく、気分よくズバリと書かれています。時折り、へーこんな日本語もあったのかと感心しました。30代の小説家とは思えないほど良く勉強していらっしゃると思います。凄いです、もう一度読み返したい作品です。
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漫画化も人気!

花宵道中 1巻 - 小学館eコミックストア|無料試し読み多数!マンガ読むならeコミ! https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=2714

安達祐実が体当たりで演じた映画化も話題に!

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③ふがいない僕は空を見た/窪美澄(新潮社)

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第8回大賞受賞作「ミクマリ」を含む、連作小説集。各話「ミクマリ」の主人公である斎藤くんを中心に登場人物が見事に絡み合う作品。高校一年生の斎藤くんは年上の主婦と週に何度かセックスをしている。その場では、その主婦が書いた台本通りに性交しなければならない。斎藤くんは始めは性欲だけで主婦の相手をしていたが、次第に彼女に惹かれていき…。山本周五郎賞受賞、2011年本屋大賞2位の傑作。

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ホントは誰だってこうだよな、そんな気持ちでどんどんページを捲らずにいられず、
読み進めました。
ときどきすごく泣きたくなりながら。
誰だって多かれ少なかれ、心の中にドロドロした部分を抱えて、それでもちゃんと善人の部分もあって、
自分でわかっているから人を責められない、
そんな不器用な人たちが不器用に人生を生きていく、そんなお話。
でもホントはかなりリアル。本当はみんなそう。
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永山絢斗&田畑智子のW主演で映画化もされています!

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④主婦病/森美樹(新潮社)

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第12回読者賞受賞「朝凪」(「まばたきがスイッチ」と改題)を含む連作短編集。部下の男との情事の最中に倒れた夫、その裏切りを受け止め切れない妻。自分に無関心な夫の知らない世界に飛び立とうと、テレクラのバイトで金を貯める主婦。子供を授からず大好きな夫と距離を取ってしまう妻…。「これは単なる短編集ではないぞ」と、三浦しをん氏激賞!

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初めて読む作家さんですがタイトルに惹かれ手に取りました。
「眠る無花果」「まばたきがスイッチ」「さざなみを抱く」
「森と蜜」「まだ宵の口」「月影の背中」
の6編が収録された連作短編集です。
連作集と言っても1篇1篇が独立した物語になっているので1つの短編としても楽しめますし
どの物語にも登場する金髪の男・辻草汰(つじそうた)のストーリーとしても楽しめる趣向になっています。
欲望、猜疑、諦め、嫉妬などが微細に描かれたリアリティー溢れるドロドロした内容を想像していましたが
登場する女性たちはどこか皆退廃的で、冷めた目線、気怠い雰囲気を漂わせていて
ひとつひとつのテーマは重いけれどもさらっと読め
不思議なエアポケットに入り込んだ様な感覚で読了しました。
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⑤1ミリの後悔もない、はずがない /一木けい(新潮社)

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第15回読者賞受賞作「西国(にしこく)疾走少女」(「夜の西国分寺」改題)を含む連作短編集)。「俺いま、すごくやましい気持ち……」。ひりひりと肌を刺す恋の記憶、出口の見えない家族関係、抑えきれない欲望と想いを描く究極にして鮮烈なデビュー作。椎名林檎さんもネクストブレイクはこの作家と絶賛!

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帯の椎名林檎絶賛の文字のみで購入。
個人的には好きです。少し物足りないなと思う感じもあるけど。
人間の欲望、妬み、諦め、愛など色ん感情を表現してなと思う作品でした!
でも、これは評価は分かれるなぁと思います。
湊かなえさんの作品が好きで、似てる感じも受けました。少しずつ重なっていく感じが告白に似てるのかなぁとも思います。
たた湊かなえほど黒くないです。
あとセックスの描写が多い。
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⑥甘いお菓子は食べません/田中兆子(新潮社)

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第10回大賞受賞「べしみ」を含む、6編の小説集。もうセックスしたくないと仲の良い夫から突然告げられた妻の動揺。婚活で知り合った男性に会って3時間でプロポーズされた女の迷い。完璧に見える主婦が抱える秘密。諦めきれない悟れない、けれど若さはもう去った、中途半端な40代をもがきながら生きる女性たちの物語。

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たまたま図書館でタイトルと
装丁に惹かれて読みました。
どの話も、自分のことを一部分
切り取られて、文章になってる?
と思うほど、何か新鮮な不思議な驚きです。
よくぞここまで、ひっそりとした繊細な部分を
触って、くみ取って、
現してくれました、ありがとうございます。
という感覚です。
どんな女も、自分だ、と思う。
結婚してなくとも、子を産んでなくとも、
仕事をしてても、仕事を無くしても、
恋人がいても、いなくても。
41歳、この年齢でこういう本に
たまたま出会ったのって、
すごいことだと思います。
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⑦負け逃げ/こざわたまこ(新潮社)

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第11回読者賞受賞作「僕の災い」を含む6編の小説集。野山を自転車で爆走していた高校1年の男子生徒は深夜3時の道端で、クラスメイトの女子高生を拾う。「セックスしてただけ」と話す“村いちばんのヤリマン”をただ家まで送り届けるだけの奇妙な共犯関係が始まり…。地方都市を舞台に閉塞感やあきらめと若さが交差する、疾走感に満ちた展開に引き込まれるはず。

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高校時代田舎から出たくて仕方がなくて東京の大学を受験した。 そして志望校に合格して-はたから見れば勝った形で-私は東京へ負け逃げした。 当時の私がおそらく感じていた、「閉塞感」の一言では言い表せない感覚を、この小説は表現している。 なにが悪いかって土地が悪いんじゃなくて、自分の方が悪いのだろう。 だけど生まれた場所のせいにしたくなることもあるのだ。弱いから。 私は結局田舎に戻ってきた。この選択の結末にヒデジ先生みたいな未来がないようにしたい。
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⑧自縄自縛の私/蛭田亜紗子(新潮社)

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第7回大賞受賞の表題作を含め、6編の小説集。ひとり、インターネットのサイトを見ながら自分のからだを縛ってみたことがある。荷造り用の白いビニール紐で、見よう見まねで。もう十年近く前、暇をもてあましていた大学生のころだ…。様々な性癖=フェチズムを持つ6人の女性たちの矛先は男性ではなく、性に向かう自分自身。どこか人生で満たされない気持ちを抱え、性遊びに興じる女性たちの可笑くせつなく人間らしい物語。

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社会からの縛りから逃れるための、密かな楽しみが、自分を縄で縛ること、この矛盾、そう心は矛盾だらけ。この本に収められている5作品に共通しているのは、アブノーマルな形をとりながら全ての人の心を許す優しさです。何度でも読み返したい魅力に溢れています。凄いです
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竹中直人が監督した映画も話題に!

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⑨夜空に泳ぐチョコレートグラミー/町田そのこ(新潮社)

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第15回大賞受賞作の「カメルーンの青い魚」を含む、5編の短編小説集。世界が変わるほどの恋、すべてが反転する秘密。大胆な仕掛けに満ちたストーリーは、選考委員の三浦しをん、辻村深月両氏が共に大絶賛!どんな場所でも必死に泳いで、ときに溺れそうになる5匹の魚たち=女性たちを、とびきり鮮やかな仕掛けで描いたデビュー作。

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読了後「なんだこれ…」と声に出たくらい。凄い物語を読んだ。なんて凄い、なんて素敵なんだろう。人と人とのつながり、ここに描かれたものは朝露に光るクモの糸のような、そんなもろいようで強い、ちょっと異質な、でも美しいもの。タイトルの付け方も、文章の始まり方も、文章そのものも、とてもいい。生きる=泳ぐ。魚と水になぞらえた登場人物たちの生き方、もがき方の目線がいい。素晴らしい書き手が生まれてくれたことを喜びたい。この本に出会えたことも。裏まで続くカバー絵の美しいことといったら!
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番外編:ジェリー・フィッシュ/雛倉さりえ(新潮社)

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第11回最終候補作品。クラスで浮いていた孤独な女子高生・宮下夕紀が、水族館のクラゲの水槽の前で同じクラスの叶子と出会い、唇を重ねたことから互いにひかれあっていく姿を描く危うい世代の青春劇「ジェリー・フィッシュ」。十八歳の新人作家・雛倉さりえ、衝撃の処女作は必読です。

映画化も話題に!

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小説の世界に身をゆだねてみよう

いかがでしたか?「女による女のためのR-18文学賞」の作品は短編小説で、映画化されている作品も多いので読みやすいはず。ぜひ手に取ってみてください。

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