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[新年の自分磨き]内側からきれいになるための3つのヨガ的アプローチ

美容

自分の体を清潔にしたり、家や部屋の掃除をすることは誰もが心掛けて行っているでしょう。そして、外側だけでなく内面を綺麗にすることも大切なことは良く知られていることですが、具体的にどうしたらよいのか、ヨガ哲学の視点からみていきましょう。

「シャウチャ」

シャウチャ(Saucha)とはサンスクリット語で浄化、清浄、清潔という意味を持つ言葉です。ヨガの経典「ヨーガ・スートラ」で述べられているヨガにおける8つの段階(ヨガの八支則=アシュタンガ)の中の2番目に、ニヤマ(Niyama)と呼ばれる日々積極的に行いたい行動(勧戒)が5つあげられていて、シャウチャはその中のひとつです(サウチャと呼ばれることもあります)。

サンスクリット
ヨーガ・スートラ
アシュタンガ
ニヤマ

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ヨガの八支則の最初の段階「ヤマ(禁戒):してはいけないこと」

お風呂に入って体を清潔に保つことや部屋の片付けや掃除をするといった、外側(見た目)の清潔さだけなく、シャウチャには自分の内面を清潔に保ち浄化することの教えも含まれます。

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Photo by Sarah Dorweiler on Unsplash

内面を清潔に保ち、浄化するには?

体内、言葉、心を綺麗に整えることが内面の浄化としてあげられています。

体内の浄化

体は外側だけでなく内面からも浄化ができます。ヨガではアーサナ(ポーズ)を練習することで、運動不足によってたまった体内の毒素や老廃物を取り除くことができ、プラーナヤーマ(呼吸法)では呼吸を整えることで心が落ち着き、自律神経を整えることにもつながります。ヨガの後に心も体も何となくすっきりとした気分になるのはこうした浄化の効果とも言えるでしょう。また、ネティポットを使って鼻うがいをするのも浄化法のひとつで、見たことがあったり、実際にやったことがある人もいるでしょう。

アーサナ
プラーナヤーマ
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Photo by Conscious Design on Unsplash

言葉の浄化

日頃発する言葉も浄化の対象です。乱暴な言葉づかいをしたり暴言を吐くことを控えるだけではなく、うそをつかないこと、真実を述べることを心がけることが言葉の浄化につながります。ヨガではマントラ(祈りの言葉)を声を出して唱えることがありますが(チャンティング)、その音の響きでも浄化がされます。意味はわからなくても、チャンティングをした後に心の静けさや穏やかさを感じたことがある人もいるのではないでしょうか。心が穏やかになれば乱暴な言葉を発することはないはずです。

マントラ
チャンティング
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Photo by Brett Jordan on Unsplash

心(思考)の浄化

怒り、過度な欲望や期待、ネガティブな感情を持たないように心がけ、穏やかでいることも大切です。瞑想をして心を落ち着けたり、人に対して思いやりの気持ちをもってやさしく接することでも心の清潔さを保ち、浄化につながります。ヨガ哲学の本を読んでみるのも良いでしょう。そして自分に対する思いやりの気持ちを持つことも忘れないようにしましょう。

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Photo by Amadeo Valar on Unsplash

外側をきれいに保つことは目に見える部分なので気を配りますが、内面の清潔さ、浄化をすることは気を抜いてしまいがちです。ポーズを練習することも浄化のひとつと認識できると、今までと違った視点でもヨガに向き合えるのではないでしょうか?ヨガ的なアプローチで内面を整えながら新しい一年を過ごしてみてください。

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