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現在の貯蓄額は?30代で300万円、50代では500万円が中央値に

節約・マネー

20代〜60代の貯金額が明らかに

気になるけど聞けない、みんなの貯金額。今回ピックアップした調査では、子供と親のいる各世代別計800名の貯蓄額が明らかに。中央値で、20代100万円、30代300万円、40代350万円、50代500万円、60代1200万円となっています。

20代〜30代にかけて貯蓄額が200万円アップしていますが、子育て世代である30代〜40代にかけての貯蓄額はわずか50万円の増加に。そして子育てが落ち着く50代〜60代は一気に貯蓄が増えるようです。

※松井証券株式会社調べ:子どもと親のいる全国の20-60代男女、合計800名を対象に「老後資金に関する調査」をインターネット調査にて実施

誰のために貯蓄をしている?

貯蓄は誰のためにしているのかという質問に対して、「子供のため・自分たち夫婦のため・自分のため・親のため」の中から回答を得たところ世代別の第1位は以下の通り。※複数回答可

20代「子供のため(85.0%)」、30代「子供のため(87.5%)」、40代「子供のため(83.1%)」、50代「自分たち夫婦のため(74.4%)」、60代「自分たち夫婦のため(78.1%)」となっています。

RUNSTUDIO / Getty Images

やはり40代までは子供のために貯金をしている方が多いことがわかりました。一方で、50代〜60代が「子供のため」と答えた割合は、50代(50.0%)、60代(32.5%)と低くなっています。

「子供のため」の貯蓄内訳は学費がトップ

子供のための貯蓄を具体的に何の費用に充てるのかという問いには、学費(67.3%)、いざという時の備え(50.8%)、子供の結婚(31.4%)という回答になっています。※複数回答可

文部科学省が発表している「平成30年度 子供の学習費調査」によると、学習費総額は以下のようになっています。

公立幼稚園 22万3,647円
私立幼稚園 52万7,916円
公立小学校 32万1,281円
私立小学校 159万8,691円
公立中学校 48万8,397円
私立中学校 140万6,433円
公立高等学校(全日制) 45万7,380円
私立高等学校(全日制) 96万9,911円

幼稚園から高校まで全て公立に通ったとしても149万705円の学費がかかることになります。

uschools / Getty Images

さらに、文部科学省の「国公私立大学授業料等の推移」によると、4年制大学の入学年度の平均授業料は、

国立大学 53万5,800 円/入学料 28万2,000円
公立大学 53万8,633円/入学料 39万3,618円
私立大学 90万4,146円/入学料 24万9,985円

となっています。こちらは入学年度にかかる費用のため、4年間トータルでは授業料が4倍必要ということになります。※授業料および入学料は大学によって異なります。
これらの金額を見ると、貯蓄の目的が「子供のため」、さらに「学費のため」となることは深く頷けるのではないでしょうか。

理想の貯金額とは大きなギャップあり

20代〜40代までは子供のために、そして50代からやっと自分(たち夫婦)のために本格的に貯蓄ができるという方も多いかもしれません。60代では中央値で貯蓄額1,200万円となっていますが、実は理想の貯蓄額とは程遠いようです。

kazuma seki / Getty Images

調査によると、60代の理想の貯蓄額は3,000万円で、現実とは1,800万円もの差があることに。この理想と現実のギャップに、老後の不安を抱えている60代も多くなっています。

老後2000万円問題が不安の一因に

2019年に金融庁のまとめた報告書が発端となり話題になった「老後2,000万円問題」。それにより将来への不安が具体的な金額として現れることになりました。
老後2000万円問題とは、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)で、夫婦ともに30年後健在であることを前提として計算された数字が根拠になっています。

Piotrekswat / Getty Images

総務省が2017年に公表した高齢夫婦無職世帯の家計収支データを元に考えられていて、このデータでは月額平均実収入が約21万円、月額平均消費支出が約26万4,000円となっています。そうすると毎月5万4,000円の赤字になり、30年間に換算すると、5万4,000円×12か月×30年=1,944万円の赤字となるということです。この赤字分は貯蓄で補填する必要があるということから、老後2,000万円問題へ発展しました。

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