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ディズニー流“一緒に働きたい”と思われる人になるには?

ライフスタイル

人間は、他人と関わり合いを持たなければ生きていけない。とはいえ、人間関係は複雑で、時に面倒なもの。コミュニケーション力を上げ、人間関係を円滑に環境を快適にしていく方法をTEAM NACSの音尾琢真さんと共に探ります。

一日のうち職場で過ごす時間は結構長い。だからこそ、仕事上の付き合いと割り切れないことも。

「一番の近道は、“一緒に働きたい”と思われる人になること。難しいように感じますが、意識をほんの少し変えるだけなんです」

とは、人材トレーナーの櫻井恵里子さん。オリエンタルランド在籍時代、ディズニー流のおもてなしの極意をキャストに根付かせてきた経験を持つ。

「多くの人から愛される人に共通するのは、自分中心にならずに、周りに心配りができる人。それにはまず、立場の上下にかかわらず、周りの指摘や助言に耳を傾けられる“素直さ”を持つこと。嫌な感情を持たれにくく、自然と味方を増やします。そして、相手を信頼する“頼る力”を持っていること。他人を頼れるのは、人を信頼して認めることのできる人の証拠。誰でも頼られれば、自分が認められたと感じ、その相手が困っていれば手を差し伸べたくなります」

コミュニケーション力UPのプログラムを2つご紹介!

“聴き上手”になってみる。

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自分はコミュニケーションをとっているつもりでも、相手に伝わらなければ意味がない。「大事なのは聞く姿勢。“聴き上手”には、どんな人も心を開くし、話しかけやすいですよね」。それには、ちょっとしたコツをつかむこと。「相手の目を見て、話に細かく頷いたり、時には驚いたり、話に共感しながら適切なリアクションを返すこと。仕事の場では、メモを取る習慣をつけておくといいですよ。うっかりミスも減るし、前向きな姿勢も伝わります」

音尾’s VOICE
自分が思うより少し大げさに“聞いている感”を出してもいいのかも。さらに過剰にリアクションして、相手から「お前、聞いてないだろ!」とツッコまれるのを待つ、という上級なやり取りを楽しむのもアリです。

同僚の仕事を積極的に手伝う。

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職場とは、同じ目標に向かって働く人の集合体。ただ、部署によって役割が違い、それぞれの立場の相違から優先順位も変わってくる。そのせいで、時には意見の相違や対立が起きることも。「同僚が、何を考えどんな仕事をしているか知っておくと、歩み寄れることも。忙しそうな時や困っているのを見かけたら、手伝いを申し出てみましょう。別の視点から見ることで相手の立場も理解できるし、自分が手いっぱいの時には、きっと向こうが手を貸してくれるはずです」

音尾’s VOICE
自分の芝居に迷った時、周りの人がセリフをどう言うかを考えることがあります。そうすると自分がどう返したらいいかが自然と見えてくる。相手の立場を知ることで、自分の役割が明確になることってありますよね。

おとお・たくま 末っ子気質の愛されキャラ。個性の強いTEAM NACSメンバーのなかでバランサー的役割も。撮影現場でも、全方位に気を配り、良好な関係を築くコミュニケーション上手。そんなスキルを発揮し、アドバイスしてくれました。

櫻井恵里子さん 著書に『「一緒に働きたい」と思われる心くばりの魔法 ディズニーの元人材トレーナー50の教え』『3日で変わるディズニー流の育て方』(共にサンクチュアリ出版)。
※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・九(Yolken) ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken) イラスト・山中玲奈 取材、文・望月リサ
(by anan編集部)

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