日本の家庭料理のレパートリーとして一般的な豚汁と煮魚。どちらも普段から食卓に並べている人も少なくないかもしれませんが、ちょっとした工夫を加えることでさらに美味しく仕上がります。
日本の家庭料理のレパートリーとして一般的な豚汁と煮魚。どちらも普段から食卓に並べている人も少なくないかもしれませんが、ちょっとした工夫を加えることでさらに美味しく仕上がります。
豚汁と煮魚を美味しく作る“格上げワザ”
2月14日放送の「ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~」(テレビ東京系)では、豚汁や煮魚の“格上げワザ”が紹介されました。
まずは豚汁の豚肉がジューシーに仕上がる格上げワザ。豚汁を作るときに豚肉を炒める人も多いと思いますが、油っぽくなってしまうのでNG。ではどのように作るのかというと、まず豚肉をお湯に通してほぐします。その後水で洗うことで、余分な脂肪とアクが抜けしつこくない豚汁に。
また野菜類も湯通しすることで雑味が抜け旨味がアップするのだとか。食材の準備ができたら、野菜類を鍋に入れて半分だけ味噌を投入。しっかりお湯にといたら豚肉を加え、残り半分の味噌を入れて1~2分程煮たら完成です。
お次は煮魚の格上げワザ。煮魚は切り身に塩で下味をつけるのがポイント。20~30分置いたら湯通しして水にさらします。その後薄口醤油と水、酒を入れた鍋に魚や野菜類を投入して、さっと火を通したら出来上がり。かなりシンプルな煮汁ですが、初めに塩で下味をつけたことで素材の味がしっかり生きた煮魚が仕上がります。
番組で紹介された格上げワザに、視聴者からは「煮魚の概念が覆された… 今度ぜひ試してみたい」「作ってみたけど魚の旨味がしっかり出てておいしい! うどんとか入れてもいいかも!」「これで『得意料理は?』って聞かれたら『豚汁』って答えられそう」「豚汁の正しい作り方ちょうど知りたかったんだよね!」といった声が上がりました。
疲れに効くビタミンたっぷりな「さっぱり豚汁」
番組で紹介されていた煮魚と豚汁は定番の家庭料理ですが、実は様々なアレンジが可能。そこでここからは、豚汁と煮魚のアレンジレシピを紹介していきましょう。
最初は「さっぱり豚汁」。油揚げはさっと湯通ししてペーパータオルでふき1cmの幅に切ります。オクラは塩をふって板ずりし、水洗いして薄い小口切りに。すだちは輪切りで豚肉は一口大に切りましょう。
その後、鍋でだし汁とみりん、しょうゆを煮立て豚肉を投入。油揚げとオクラを加えてひと煮立ちさせ、おろししょうがを混ぜ合わせたら器に盛りつけます。最後にすだちを散らし、こしょうをふったら出来上がり。
ビタミンたっぷりで疲れた日にも最適な料理です。
ピリ辛の中華風煮魚「かれいのピリ辛煮」
お次は一風変わった中華風煮魚「かれいのピリ辛煮」。かれいは両面に包丁で深く切り目を入れ、塩こしょうを軽くふり小麦粉をまぶします。その後、油を熱したフライパンにかれいとねぎを投入。
こんがりと焼き色をつけたらかれいとねぎを手前に寄せ、鍋の端でしょうが、にんにく、豆板醤を炒めましょう。合わせ調味料を加えて、途中で一度かれいを裏返しながら5~6分加熱。かれいとねぎを器に盛り、煮汁をかけたら完成です。
煮魚も豚汁も意外と簡単にできるので、「一回も作ったことない」という人も挑戦してみてはいかが?
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