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この巨大な岩、一体なに!?隈研吾設計の「角川武蔵野ミュージアム」は本好きの天国だった

旅行・おでかけ

今、所沢がアツいって知っていますか?2020年11月にグランドオープンした「角川武蔵野ミュージアム」目当てにアートやカルチャー好きの人がこぞって所沢を訪れているのだとか。隈研吾氏がデザイン監修したという建物をはじめ、図書館だけでなく美術館や博物館までを備え、見どころがたっぷり。この注目のミュージアムの楽しみ方をしっかりレポートしちゃいます!

突如現れる巨大な岩!武蔵野平野から湧き出たマグマ!?

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JR武蔵野線・東所沢駅を降り10分ほど歩いて、木々が生い茂る東所沢公園を抜けると突如大きな岩が…!この大きなかたまりが「角川武蔵野ミュージアム(かどかわむさしのみゅーじあむ)」。

図書館、美術館、博物館を兼ね備え、2020年11月にグランドオープンしたばかりの注目の施設です。

「角川武蔵野ミュージアム」がある「ところざわサクラタウン」はKADOKAWAが埼玉県所沢市と共同で開発を進めている施設。“日本最大級のポップカルチャー発信拠点”をうたい、イベントホールやホテル、ショップやレストランを展開しています。

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この不思議な建物は、日本を代表する建築家・隈研吾氏がデザイン監修。この武蔵野の土地から湧き出てくるマグマをイメージし、約2万枚の花崗岩を組み合わせて作られた61面体の建物です。眺める角度によって異なる表情を見せてくれます。

【見どころ1】奈良美智、会田誠…注目作家の作品がいたるところに

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「NAKED BIG BOOK」

建物だけではありません。館内にはアート好きならスルーできない作品だらけ!まず館内に入るとデジタルアートを手がけるNAKED, INC.のプロジェクションマッピングがお出迎え。

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「疫病退散アマビエ之図」

その脇には現代美術家・会田誠氏の作品も。こちらは4階に原画が展示されています。

「コロナ時代のアマビエ」として2カ月おきに日本の現代アーティストたちが現代のアマビエを描くプロジェクトの第一弾であり、これから全6アーティストの作品を展開する予定です。

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「PEACE HEAD」

奈良美智氏のモニュメントもエントランスに展示。ぐるっと回りながら作品に隠れる3つの“幸せの要素”を探してみてください。

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「ウルトラブッダ」

日本人とオーストラリア人のアーティストユニット・米谷健+ジュリアの作品。全部で5体並ぶヒーローのような仏像はそれぞれの“ウルトラ”がモチーフになっているのでぜひじっくり観賞してみて。

館内の作品は順次入れ替え予定なので今後どんな作品と出合えるのか楽しみです。

【見どころ2】合計約5万冊!?マンガ・ラノベから希少文献まで読める2つの図書館

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1階にある「マンガ・ラノベ図書館」はKADOKAWAが発刊する約2.5万冊におよぶほぼ全てのマンガやライトノベルを所蔵。日本で一番ラノベが読める場所はここです!

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特筆すべきは本の配置。AIが行う『連想検索』という仕組みを取り入れており、本の物語の内容から連想させて、その本と類似する作品を近くに配置しています。なので、好きな本や面白かった作品の近くにある棚から本を探せばきっと気に入る物語に出合えるのです。

一角には絵本や自分で書いた絵がARで端末内に動き出すという「らくがきAR」のコーナーもあり、お子さんも楽しめる場所となっています。

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続いて4階の「エディットタウン」へ。まず飛び込むのが巨大な図書館「ブックストリート」です。約2.5万冊の本が並びます。

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本棚も隈研吾氏が“人の脳”をイメージしてデザイン監修。よく見ると棚の長さが異なって凸凹していたり、横置きされる本があったり、フィギュアが並んだり…!

こちらは館長である松岡正剛氏の監修により世界を読み解くための“9つの文脈”にそった配架をしており、普段自分では選ばないような本と出合える仕掛けが。天井に並ぶアートボードやディスプレイにも注目してみて。

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歩き進めると天井までつづく本の空間に圧倒される「本棚劇場」。4、5階の2フロア8mの高さの巨大本棚がぐるり!天井近くにある本含め、マンガ・ラノベ図書館とエディットタウンの本は公式サイトより蔵書検索が可能です。中には私蔵の貴重な文献もありますよ。

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ここでは30分に1回行われるプロジェクションマッピングの上映も。上映内容は定期的に入れ替わる予定です。

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