サッと作れて栄養バランスもばっちり。今すぐまねしたい!カズさんの一汁一菜
プロフィール

山下一樹
デザイナー・家庭料理家
大阪在住、デザイナーの仕事をしながら会社を経営しています。
いろいろなことにチャレンジする生き方を選び、料理家の道へ。
料理はお店ではなく家庭ならではの、きちんと作る栄養のある家庭料理を目指しています。
インスタグラムアカウント:@ykazuki

―― 毎回見ているだけでホッと和む、魅力的な一汁一菜をインスタグラムに投稿されていますが、普段のおうちごはんはどのような雰囲気で過ごされているのでしょうか?
インスタグラムに投稿しているものは実はほとんどがお昼ごはん。オフィスにキッチンがあって、お昼の休憩時間に作っています。なので、メニューはさっと作れるようなものが多いです。
同僚もランチにお弁当やお惣菜を持ってきますので、一汁一菜のついでに同僚にもおみそ汁を作ってごはんを炊いて、一緒にランチすることもありますよ。
ykazuki
―― オフィスで出来立てのおみそ汁や、炊きたてのごはんが食べられるなんて最高ですね! 今や料理をしない日はないかと思うのですが、いつ頃から料理をするようになりましたか?
あまり覚えていませんが……食べられる程度の料理を始めたのは学生の頃からだったと思います。母が作ってくれる食事は今でいう一汁一菜を中心としたスタイルだったので、食欲旺盛の当時は、主に自分が食べたいおかずを作っていました。
就職してからは一人暮らしになり、晩酌時の肴を作ったり、休日に料理をしたりする時間が多かったように思います。本格的に料理と向き合うようになったのは3年ほど前で、身に着けるまでは見よう見まねで作っていました。
ykazuki
―― カズさんが一汁一菜を作るようになったのは、お母さまの影響でしょうか?
そうですね。私の育った家の食卓といえば、ワンプレートか、メインのほかにあってももう一品くらいでした。品数が少なかったというのは、やはり母が一つ一つの料理をきちんと作ってくれていたからなんですよね。当時はそこまでは分かりませんでしたが、今思えばそうだったのかなと。
私も一品をきちんと作るというのを受け継ぐ気持ちで、一汁一菜を実践しています。

―― なかでも、お気に入りの一汁一菜は?
親子丼が大好きでして、これまでに100杯以上は作っていると思います。それこそ栄養満点のおかずとごはんが一緒になっていますから、あとはみそ汁と漬物で十分。とても簡単です。
ykazuki
次によく作るのは豚汁です。こちらは汁ものがおかずと一緒になっていますので、これもおかずを何にしようと悩むことがないです。根菜も多く摂れますし、入れる野菜は自由。たくさん作ることで素材からうまみが出るので出汁も要りません。
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