実は今年、猫が活躍する映画の公開が目白押し! 撮影期間を一緒に乗り越えた1人と1匹の間には、特別な絆が生まれていました。お互いを見つめるリラックスしたまなざしにもご注目♪
もし猫と住んだら仕事も忘れてしまいそう。
グリグリが現れた瞬間から「かわいい~♪」を連呼する吉沢亮さん。ロシアンブルーのグリグリとは映画『猫は抱くもの』で同じ役・良男(よしお)を演じた仲。「自分を人間だと思い込んでいる猫の良男を擬人化したのが僕の役。なので、僕が出ているシーンにグリグリはいなくて、現場ではすれ違いばかりだったので、こうしてまた会えて嬉しいですね。取材では何度か会っているんですが、いつでもグリグリは元気。今日もそうでしたけど、すぐにどっか行っちゃうんですよ。(一昨年の猫特集に登場している、ドラマ『オトナ女子』で共演したアリスを見ながら)アリスはすごくおとなしかったから、真逆ですね。でも、アリスのようなブサカワ系も、グリグリみたいな美系も、僕にとってすべての猫がかわいい存在です」
グリグリの気品ある顔立ちは、吉沢さんのそれを思わせるけど、自身とロシアンブルーの特徴を比べてもらうと、外見よりも共通しているのは、気高い性格だそう。
「僕にも変なプライドがあって。カッコ悪い部分をさらせなかったり、友達からイジられて、感情的に反応してしまったり…。よくないですよね。そう自覚してるし、すぐに反省もするんですけど、まだまだだなって思います」
演じるのが猫役と聞いてすぐは、戸惑いもあったそう。
「ぴんとこなかったですね。猫耳とかつけるのかなと思ってたけど、衣装を描いた絵を見せてもらったら、想像以上に見た目が人間だったので逆に『あれ? どういうことだろう』みたいな(笑)。猫の動きはいろいろ動画を見たり、猫に詳しい犬童(一心)監督から稽古でかけてもらった言葉を大事にしたりしながら研究しました。猫の動きってしなやかだし、すっと脚に体をすり寄せてくる感じとか、すごく色気を感じます。ただ、良男は、かわいがってくれるヒロイン・沙織への愛情の向け方がまっすぐ。忠誠心も強くて犬っぽい性格だと演じてみて感じました」
猫との生活を想像すると?
「ただでさえ出無精なのに、ますます家から出なくなりますね。台本を読むのも忘れるくらい夢中になりそうです(笑)。でも、布団で寝てるところにすっと猫が入ってくるシチュエーションは、一回経験してみたい。想像しただけでたまらないですね。せっかく飼うなら、やっぱりオスよりはメスがいいです(笑)」
よしざわ・りょう 1994年2月1日生まれ、東京都出身。今夏は主演ドラマ『GIVER 復讐の贈与者』、『サバイバル・ウェディング』の2本の連続ドラマに出演。映画も『BLEACH』『銀魂2(仮)』などが続々公開予定。
ショートポロシャツ¥18,000 シャツ¥32,000(共にNEON SIGN TEL:03・6447・0709) スニーカー¥32,000(Strum addict/スタジオ ファブワークTEL:03・6438・9575) その他はスタイリスト私物
グリグリ 2017年4月8日生まれ。今年『猫は抱くもの』でデビューを飾った後、主演の沢尻エリカさんに引き取られて、電撃引退。もともと活発だったが、沢尻家に引き取られて以降、よりアクティブに!
『猫は抱くもの』 なりたい自分になれていない沙織(沢尻エリカ)と、自分を人間だと思い込んでいる猫の良男が、様々な出逢いを通して再生していく姿を、ファンタジックに描く。新宿ピカデリーほかにて上映中。©2018「猫は抱くもの」製作委員会
※『anan』2018年7月4日号より。写真・井上佐由紀 スタイリスト・圓子槙生 ヘア&メイク・渡邊良美 取材、文・野尻和代
(by anan編集部)
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