器に力があれば料理はシンプルでいい。
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それぞれに際立った個性があり、その外観ひとつからも道具としての魅力が感じられたいこまさんの愛用品。作家ものや骨董品の器の魅力について、いこまさんはどのように考えているのでしょう。
「プロダクトの食器にもすてきなものはたくさんありますが、手作りの品にはなんとも言えない温かみを感じますね。器に力があると、なんでもない料理もおいしそうに見せてくれますね。またお気に入りの器があると、料理のやる気が格段にアップしますよ」
食卓の主役はあくまで料理ですが、それをどう見せるかという点で上手くいかないこと、どうすればいいか悩むこと、あるのでは。そんなとき、それひとつで目を引くような食器があると、手の込んだことをしなくても食卓が見違えたように華やぎます。いこまさんの愛用品のような良い器があれば、料理はシンプルに盛り付けるだけで十分なのかもしれませんね。
取材/小林萠(macaroni編集部)、文・構成・写真/植松富志男(macaroni編集部)