サッカー日本代表が帰国しました! 惜敗したベルギー戦を見て、多くの人は「あの強豪に勝てたのではないか」と思ったことでしょう。勝敗を分けたその差はいったい何だったのか。日本のサッカーがさらなる飛躍を遂げるにはいったいどうすればいいのか……技術的なことは専門分野の方々に任せるとして(笑)、ananwebは女子ができるコトを提案します。それは……。
文・伊藤順子
Jリーグを観に行こう!
今大会の日本代表を見て、「日本ってイケる!」「すごい!」と見直した(!)女子のみなさんも多いのではないでしょうか。あれだけマスコミから叩かれた西野ジャパンでしたが、初戦のコロンビア戦勝利を皮切りに、強豪国相手に素晴らしい戦いを見せてくれました(ちなみに、ananwebはベスト8を狙えると予測していました! 詳細は過去記事をご覧ください)。
過去記事はこちらをどうぞ。
https://ananweb.jp/anan/178153/
惜しくも残念な結果に終わってしまいましたが、彼らは「日本はもっと強くなれる」という明るい希望を私たちに示してくれましたよね。実際にそう願う女子も多いことでしょう。そこで、日本のサッカーが強くなるために、私たち女子にだってできることがある、ということを提案させてください。それは、Jリーグを観に行くこと。海外の厳しい環境下でフィジカルはもちろんメンタルを強くする必要は大いにあると思いますが、国内リーグを活性化させることも、強いサッカー選手を生み出す基盤となります。
それに、観戦自体がとても楽しいものなのです。スタジアムによってはプロの迫力あるプレーを至近距離で観られるし、なによりイケメンの宝庫だったりしますから(女子はここ重要)! しかも、楽しみは試合だけではありません。イベントやグルメも充実しているんです。そこで今回は、W杯でサッカーに興味を持ったみなさんへ、初心者向けJリーグ観戦のススメをお伝えします!
まずは、チケットを取りましょう
Jリーグの公式チケット販売サイト「Jリーグチケット」のほか、「チケットぴあ」「ローチケ」「イープラス」など、Webサイトから購入できます(クラブにより異なります)。取るときに注意したいのは座席位置です。大きくわけて、ホームとアウェイがあり、まず、応援したいクラブがどちらなのかを把握しておきましょう。応援するクラブが決まっていない場合はホーム、アウェイと限定しないエリアもあります(スタジアムにより異なります)。次に自由席か指定席を選びます。どちらもメリット・デメリットがあり、自由席は価格が安いぶん、いい席は当日争奪戦になりますから、はやめに来場して席を確保しておく必要があります。指定席は文字通り席が決まっているので、急いで行く必要はありませんが、少々値が張るというデメリットがあります。
ゴール裏自由席は双方の熱狂的サポーターが陣取っていて、応援を熱く楽しみたいのであればこちらをおすすめします。テレビとは違った角度で観られるのもおもしろいですが、90分ほぼ立ちっぱなしということは覚悟しておきましょう。試合の流れや全体を落ち着いて観たいのであれば、メインスタンドまたはバックスタンドがいいです。各々前のほうが指定席となっています。メインスタンドの前方ですと、席によっては選手の入退場シーンや、交代に備えた控え選手のウォーミングアップを近くで見ることができます。ただし、あまりに前だと雨の場合は屋根が届かないスタジアムも多く、濡れるのは必至です。やや前のあたりが天候を気にせず楽しめそうです。
スタジアムは2つのタイプがあります
タイプ1:陸上競技場を兼ねたスタジアム。ピッチを陸上のトラックが囲んでいるから少し遠目に。
タイプ2:サッカー専用スタジアム。トラックがないぶん、ピッチが近い!
各クラブはホームスタジアムを持っていますが、サッカー専用スタジアムと陸上競技場を兼ねたスタジアムの2タイプに分かれています。断然おすすめは、サッカー専用スタジアムです。陸上競技場を兼ねたスタジアムはピッチを囲むようにトラックがあるので、そのぶん座席が離れてしまっています。ですが、サッカー専用スタジアムは四角いピッチに沿って座席が設けられています。関東ですと、柏レイソルの『三協フロンテア柏スタジアム』がピッチと座席の距離が近いと有名です。
三協フロンテア柏スタジアム
筆者はバックスタンド指定席の前から5列目で観戦経験がありますが、迫力が半端ないです! ボールがさらりと座席に入り込んできますし、選手同士のぶつかり合いや流れ落ちる汗もガン見できちゃいます。座席間がやや狭く、お弁当を食べながら優雅に観戦なんて余裕はなくなりますが、試合に集中できる空間でサッカーの醍醐味をたっぷりと味わうことができます。
観戦時の服装は?
応援したいクラブが決まっていれば、やはりユニフォームやレプリカTシャツを着て、タオルを首にかけたいところですが、初心者はそのクラブカラーを身に着けておくだけでも十分だと思います。必ずそうしなければならない決まりはなく、いかに自分が楽しめるか、が基準ですから。でも、前列の席を取ったとして、好きな選手の番号のユニフォームやタオルをアピールしていれば、選手が挨拶で周回したときに、もしかしたらこちらを見てくれるかもしれません!
Jリーグオンラインストアでは、ユニフォーム、Tシャツ、タオルのほかに帽子、イヤリング、ソックス、バッグ、手袋など種類豊富にアイテムが揃っています。マスコットキャラクターのアイテムもあったりと、かわいいもの好き女子にとっては垂涎ものもあるかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。
来場時間の目安
後にお話するイベントやスタジアムグルメを抜きに考えると、指定席の場合は試合開始1時間半くらい前がベストだと思います。着いたらトイレを済ませてドリンクなど必要なものを調達し、45分前には席に座りましょう。なぜなら、開始45分前から選手がピッチに出てウォーミングアップやシュート練習をするからです。選手同士が話をしたり、華麗なボールさばきをしたりと、試合よりもややリラックスした表情や姿を楽しめます。また、スタメンではない選手のプレーも見られるのでお得です!
自由席の場合は、開場時間と同時入場がベストです。しかも、開催日が週末の場合は開場前から行列ができることもあり、前のほうの席を確保したいならば、開場時間の1時間前に着くようにすると確実かもしれません。筆者は川崎フロンターレのホーム戦で開場15分前に着きましたら、列はかなり後ろのほうで、席もアウェイゴールの斜め裏後方しか空いてなかったことがあります。事前に開場時間をHPなどでチェックし、ゆとりを持って来場されることをおすすめします。
試合だけじゃない、お楽しみも!
Jリーグの試合の多くは、主催クラブ側がさまざまなお楽しみを用意しています。誰でも楽しめるのが、スタジアムグルメ。クラブにちなんだものが屋台やキッチンカーで出ていることが多いです。人が多いのでコンビニで買っていくのもいいですが、ここにしかないものを味わうのもおすすめです。また、選手と記念撮影やハイタッチ、サイン入りアイテムプレゼントなどのイベントが開催されることもあり、お子さま向けにはゲームやアトラクションなども催されています。例えば土曜19時キックオフの試合ならば、午後はやい時間に着いてイベント、グルメを楽しんでから観戦と、半日デートを満喫できますよ。