100軒以上の店が密集する公設市場に、おしゃれなカフェやショップが並ぶ浮島通りやニューパラダイス通り、沖縄の焼物文化をいまに伝える壺屋やちむん通りなど、牧志界隈には好奇心がくすぐられるスポットがいっぱい。そんな牧志を存分に楽しめる、昼のとっておきプランをご紹介します。
編集部 / Hanako編集部
1.自然体でいられる牧志のオアシス的存在。〈珈琲屋台 ひばり屋〉/牧志
国際通りから路地に入り、そのまた裏路地を進んでいく。すると、植物がのびのびと生えた庭と小さな屋台が現れる。この場所には2017年移ってきたのだとか。月1回、ビアガーデンも開かれるそうだ。
沖縄の風や太陽の光を感じられる、青空カフェだ。ラズベリーと杏仁シロップが甘酸っぱい「初恋オレ」480円にきゅんとする。
〈珈琲屋台 ひばり屋〉
■沖縄県那覇市牧志3-9-26
■090-8355-7883
■10:30~19:00 不定休(雨天休)
■15席/喫煙
2.店主がビビッときた沖縄生まれのアイテムだけを厳選セレクト。〈オキナワグロサリー〉/松尾
牧志公設市場内でひと際目を引くセレクトショップ。「絵付けの美しさに惚れこんだ」という〈エドメ陶房〉の器や、“安心安全の県産品”にこだわった調味料や食材も販売。
店先には多彩なアイテムがずらり。店主との会話を楽しむためにやってくる常連も多い。
沖縄食文庫というPB(プライベートブランド)も展開し、粟國の塩や珈琲BAGが人気。珈琲BAGは750円
〈オキナワグロサリー〉
■沖縄県那覇市松尾2-10-1
■098-866-1699
■11:00~18:00/不定休
3.市場の小さな古本屋さんには知りたい沖縄がきっとある。〈ウララ〉/牧志
約3坪の空間に沖縄関連の本がずらりと並ぶ。「沖縄は出版社も多く、独自の目線で書かれた本が多い」という店主が集めた雑誌や書籍は歴史、料理、音楽、動物、スポーツと多岐にわたる。
宝探しのようなワクワク感に夢中にならずにはいられない。店主が書いた『市場のことば、本の声』も発売中。