仲は良いのに、男女の一線を越えられない。そんな中途半端な関係を終わらせるために、彼の『特別な存在』になっちゃいましょう! 方法はカンタン。なのに効果はバツグンの反則レベル。大好きな彼のことをよく知るあなたなら、すぐに試せるはずです!
文・沙木貴咲
彼の性格の『裏』をつく
恋愛メンタルアドバイザーの沙木貴咲です。仲は良いけれど、恋人同士になりきれない関係は、中途半端でツラいもの。本命彼女という肩書きを早く手に入れたいですよね。でも、彼の特別な存在になるには、どうすれば……? 実は、こんな反則ワザがあるんです!
人は誰でも二面性を持っていて、表に出る性質とは真逆の性質を兼ね備えているものです。例えば、いつも強気な男性の中に弱気な面があるとか、職場では大人しいけれどプライベートではアグレッシブなど、真逆な性質が必ずあるんです。
これは、アンビバレンス心理といい、人間が常に相反する感情や態度を示していることを意味します。周囲に対しては理想の自分像を見せていることがほとんどで、それは本人にとって、「本当の自分じゃない」という認識が多いといわれます。そのため大抵の人は、表に出にくい裏の面を「本当の自分」と捉えています。みんなから強気な人と思われている男性が、意外に自分のことを弱いと自覚しているんですね。
そんな裏の性質を上手に指摘すると、彼の心に今よりも深く入り込むことができるでしょう。恋人未満の彼の特別な存在になれるんです。
「俺のこと、よくわかってる」と思わせる
例えば、職場では控えめな彼に、「攻める時はけっこう積極的に行くよね? すごいと思う」と褒めた時、彼はあなたに対して、「俺のこと、意外によく知ってる!」といっそう親しみを感じるはず。控えめな彼は、職場において無難に振る舞うのが理想的と思うのですが、本当の自分は真逆の積極的なタイプ。それが彼の思い込みに過ぎず、実際にそうではなかったとしても、本人はそう自覚していますし、「そうありたい」と願っているのです。
だから、「攻める。積極的」という言葉を投げかけることで、あなたは彼の気を引けて、今まで以上に信頼されるようになります。本人があえて表に出していない本当の自分を褒めると、彼は「俺をちゃんと理解してくれている」と好意的に思ってくれるでしょう。
今の二人の距離感は考慮して!
アンビバレンス心理を活用する時に、ひとつだけ気をつけたいことがあります。それは、彼と自分の今の距離感。ある程度なんでも話せる仲であれば、アンビバレンスは効果的に働き、「俺をちゃんと見てくれている女性」として好感を持たれます。ですが、まだお互いに遠慮する部分がある仲なら、言い方を工夫しないと「オマエに俺の何がわかる!」と、反感を買うかもしれません。
「ひょっとして……意外に繊細なところがあるんじゃないですか?」
「もしかして、本当はガツガツ系だったりします?」
こんなふうに、彼の本質を偶然に見つけた表現をすると、彼も受け入れやすいはず。したり顔でなれなれしく指摘するのは、やっぱりNGでしょう。結局のところ、どんな男性であっても、基本的に「俺を理解してくれ!」という願望を抱いています。それを満たしてあげることが、特別な存在になる重要なきっかけになるのです。
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