コンビニは本当に便利。仕事の帰宅時間が遅いと、ついコンビニで日用品から食品、弁当まですべてを買いそろえてしまいがち。でも気がつくと膨大な出費が…。今回はそんなあなたに向けて、ファイナンシャルプランナーに、コンビニ節約術をレクチャーいただきました!
文・椎原茜
アラサー独身女性 恵さんのお金に関する悩み
アラサー独身女性の恵さん(仮名・28歳)は、平日は会社でフルタイム勤務。近頃は残業で忙しく、帰りは深夜になることが多いため、開いているお店はコンビニエンスストアくらい。ついスイーツやおにぎり、メイクセット、日用品・文房具などを買って帰ることが多いのだといいます。
そんな恵さん、なぜか生活費が大量に消えているのだそう。どうやらコンビニでの買い物が原因のようですが……。この悩みについて、恵さんがファイナンシャルプランナーの川部紀子さんに相談しました。
コンビニは惹かれて当然。ルールを決めるのがコツ!
――先日、月のコンビニ代が10万円近くになっていました……。びっくりしたのですが、これってやっぱりまずいでしょうか?
川部さん これはかなり心配な状況に思えます。テクニック的なこと以前に「気持ち」の問題から変えていく必要があるかもしれません。
コンビニは最先端のマーケティングの調査結果や、売るための知識や知恵を総動員しているお店。それだけ魅力的で便利ですが、まずは「強敵」であることを自覚してください。そしていつでもどこでも明るい光で自分を受け入れてくれるコンビニは、気持ちが満たされないときに立ち寄りがちです。
――そうなんです。コンビニには惹かれるモノが多いんです。コンビニ好きではダメですか?
川部さん 女性が笑顔で過ごすために、時には無駄遣いも良いと思いますが、コンビニに関しては毎日どころか一日に何度も立ち寄ることができるので、お金のことを考えると少々危険。お金のピンチに陥ると、笑顔で過ごせなくなりますよね。
コンビニへは「何となく」立ち寄る頻度を減らし、無くても生活に支障のないものや、嗜好性の高い食べ物を購入していないかを少し厳しくチェックしましょう。素敵なもの、惹かれるものは、月末だけに購入するなどのルールを作るのがおすすめです。
コンビニ節約のポイント4つ
――コンビニでは、スイーツやお弁当のほか、ついメイク用品やトイレットペーパーなどの日用品まで何でも買ってしまうんです。やっぱりスーパーやドラッグストアで買ったほうが安いですか? ネットショップのほうがいいのでしょうか?
川部さん ご自身も薄々お気づきの通り、スーパーやドラッグストアのほうが安い傾向はあります。しかし、近年コンビニも低価格化に力を入れており、安い日用品が増え、プチプラコスメも充実しており、価格差は小さくなってきています。次の4つのポイントを意識してOKと判断すれば、コンビニは節約の敵にはなりません。
相場観を身に付けること
例えば、価格比較サイトを見たり、通販サイトで同じような商品をネット検索したりすれば、簡単に相場を知ることができます。相場より高いと損ですから、自然と買いたい気持ちもセーブできますよ。
「目的以外の支出」に注意する
「目的外」の買い物に注意です。例えば、お昼ご飯を買いに行ったのに、ふと文具が目について思わず買ってしまうなど、目的外のものを買ってしまうということです。目的に遠いなら時間とお金の無駄遣いになります。目的外の買い物を避けるためには、いつも「買う目的」を意識することです。
現金で買わずにポイントを貯める
電子マネーやクレジットカードで支払い、ポイントを貯めていくのもおすすめです。ただクレジットカードは使いすぎに注意を。また、さまざまな店舗で加算される共通ポイントを使うのもテクニックのひとつ。
恵さんのようなコンビニ好きの方は多いのではないでしょうか。そう簡単にはいかないかもしれませんが、今回教えていただいたことを活用し、うまく自分をコントロールしてコンビニを賢く利用しながら、笑顔をキープできるような節約も心掛けたいですね。
Information
川部紀子さん
ファイナンシャルプランナー(CFP(R) 1級FP技能士)、社会保険労務士。
新刊は『まだ間に合う 老後資金4000万円をつくる! お金の貯め方・増やし方』(明日香出版社)。
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