「仲が良いほどケンカする」とはよく言われますが、できれば彼とはしたくない。気まずくなるのも嫌だし、なるべくなら回避したいところでしょう。そこで、怒りを上手に鎮められるように、“喧嘩が直前でおさまった彼女の絶妙なセリフ”というテーマで男性たちに話を聞いたのでご紹介します。
文・塚田牧夫
「アチョ~!」
「ある日曜日。それまで寝不足が続いていたので、ゆっくり寝ようと思っていました。ところが、彼女が来てちょっかいを出してきたんです。
“起きて~”“どっか行こう~”としつこく起こしてくる。こっちは無視を決め込んでたんですが、だんだんムカついてきた。
そしてついに怒り爆発。飛び起きて“やめろテメエ!”と叫んでしまった。すると彼女がパッと身を引いて、腕を前に出して構えを取ったんです。“アチョ~!”と声を上げました。
いつの時代の構えだよ……。笑っちゃって怒る気力も失せました」カズアキ(仮名)/30歳
「磁石だから」
「上司に付き合わされ、飲みに行き、帰りが遅くなってしまったとき。家にいた彼女が“なんで連絡くれないの?”としつこく言ってきました。
こっちは仕事みたいなもんだから仕方ないと言うんだけど、ずっと彼女が拗ねてるんです。腕を叩いたり、引っ張ったりしてきて、すごく鬱陶しかった。
“やめろよ”と言うんだけど、やっぱりしつこくくっ付いてくる。なので、“ウザい”と言って、手を振り払ったんです。
そうしたら“磁石だから”とまたくっ付いてきた。あ、可愛い……と思ってしまいました」マサカツ(仮名)/33歳
「さっきのヤギかな…」
「彼女と、動物と触れ合えるテーマパークに遊びに行ったときです。散々動物たちと戯れ、かなりヘトヘトに。
電車で来ていたので、帰りは駅に向かいました。そんなに人もいなかったので、電車も座れそうな雰囲気。疲れてたので、早く休みたいと思っていました。
ところが、改札のところで彼女がもたついてる。どうやら、電子マネーのカードが見付からないようでした。
彼女はそうやって、よく物をなくすタイプ。よりによってここでか……とイラついてしまいました。喧嘩になりそうな険悪な空気が流れました。
でも彼女がそこで、“さっきのヤギかな……”とひと言。いやいや、確かにさっきいたけど。ヤギはプラスチック食べないから。アホだな……と呆れて怒る気力も失せました」ケント(仮名)/29歳
“喧嘩が直前でおさまった彼女の絶妙なセリフ”をご紹介しました。
喧嘩はなるべくなら避けたい。外出先などでは特にでしょう。そういうときに機転を利かせたひと言で、なんとか回避できたらいいですね。そこで、彼女としての力量が試されるのかもしれません。
©Rommel Canlas / Shutterstock
©fizkes / Shutterstock
©Antonio Guillem / Shutterstock
©Pekic / gettyimages
※2018年8月12日作成