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[30代の白髪の原因と対策]アラサーは白髪とどう付き合えばいい?

ヘアスタイル

30代になってから急に白髪が気になりだしていませんか? 平均的に白髪が生え始めるのは30代半ばと言われています。最初は分け目を変えたり、帽子をかぶったりしてごまかしつつも、抜いていいのか、いつものカラーから白髪染めに変えた方がいいのか、その対処に悩みますよね。まずは白髪になる原因を把握して、上手な付き合い方を考えてみましょう。

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30代になってから急に白髪が気になりだしていませんか? 平均的に白髪が生え始めるのは30代半ばと言われています。最初は分け目を変えたり、帽子をかぶったりしてごまかしつつも、抜いていいのか、いつものカラーから白髪染めに変えた方がいいのか、その対処に悩みますよね。まずは白髪になる原因を把握して、上手な付き合い方を考えてみましょう。

■そもそも白髪になるメカニズムとは?

びっくりすることに、実は生まれたての髪はすべて白髪! 毛根にある毛母細胞で作られたばかりの髪はメラニン色素が含まれていないので、メラノサイト(色素細胞)が作り出すメラニン色素が取り込まれることにより、黒い髪となって生えてきます。メラノサイトがメラニン色素を作るには、チロシナーゼという酵素の働きを必要とします。なんらかの原因によってメラノサイトの機能が低下すると、チロシナーゼの働きも低下し、メラニン色素は作られず、色が着かないままの髪が頭皮から生えてきます。これが白髪の正体です。

■白髪になる8つの原因

では、なぜメラノサイトの機能が低下してまうのでしょうか? 明確には解明されていませんが、考えられるその原因は次の通りです。

1 加齢
年齢を重ねるごとに体内のチロシナーゼは減少し、メラノサイトの働きが低下するため。

2 ホルモンバランス
女性の場合、妊娠や出産の影響で白髪が増えることがあります。授乳による栄養不足やミネラル不足も関係します。

3 ストレス
必要以上のストレスを受けると大量の活性酸素を発生し、大量のビタミンCを消費します。活性酸素は老化現象を加速させ、ビタミンC不足もその一因に。

4 栄養不足
食生活の乱れなどで、メラノサイトの働きに必要な栄養素や、メラニンの材料になる栄養素が不足する。

5 紫外線
紫外線を浴びることで活性酸素が発生し、毛母細胞がダメージを受け、メラノサイトの働きも低下。

6 睡眠不足
細胞が生まれ変わるために必要な睡眠が不足することで、毛母細胞の働きが低下。睡眠中に分泌され、活性酸素を取り除く働きがあるメラトニンの減少も影響。

7 血行不良
体内の細胞に栄養を送る血流が悪くなり、必要な栄養素が頭皮まで届かないため。

8 遺伝
両親のどちらかが若い頃から白髪が多く、メラニン色素が生成されにくい遺伝子を持っている。

■白髪って抜いてもいいの?

“白髪は抜くと増える”という話を聞いたことがあると思いますが、実は科学的根拠はありません。ただ、抜くときに強い力が加わることが毛根へダメージを与え、髪の成長サイクルに悪影響を及ぼすことがあります。ときには生えてこなくなることもあるので、避けた方がいいでしょう。生えてきても白髪の可能性が高く、短い毛はツンツンと立って余計目立ってしまいます。まだ白髪の本数が少なく、目につく場所でやむを得ず……ということなら、根本からハサミで切ることをオススメします。

■白髪はいつから染めるべき? 1

□髪の内側や後頭部などに白髪がある場合

かき分けないと目立たない場所に白髪がある場合は、分け目をジグザグにとったり、ヘアアレンジでカモフラージュしたり、ハイトーンのインナーカラーを入れるなどの対処がおすすめです。白髪染めのダメージを考えると、白髪の本数が少ないうちは隠す&馴染ませて目立たせない方法を考えたほうがいいでしょう。

□髪の表面や生え際、分け目に白髪がある

白髪の分量が約2割を超えて人目に目立つように感じたら、通常のカラーリングよりも白髪染めを検討しましょう。白髪染めとひと口にいっても下記に挙げるように、種類はいろいろあります。ヘアサロンで相談すれば、今までのカラーリングに白髪染めをトッピングするなど、ダメージは最小限に好みの色を楽しめる提案をしてくれるはず。

■白髪染めの種類

白髪を染めるとなったとき、選択肢は白髪染め1つではありません。白髪の量や気になる度合い、目指す仕上がりなど、状況に合わせてベストなケアをしていきましょう。

□ファッションカラー(オシャレ染め)

いわゆる通常のカラーリングに使うもので、本来白髪を染めるものではありませんが、アルカリ剤でキューティクルを開き、脱色してから染色するという基本的な仕組みは白髪染めと同じです。違いは脱色と染色の力のバランス。脱色力が高く染色力は低いので、多い白髪を隠すのには適しませんが、まだ少ない白髪を馴染ませる目的ならこちらの選択肢もあります。

□グレイカラー(白髪染め)

毛髪を脱色しながら染めていくファッションカラーと違い、毛髪に色を染み込ませていくのが白髪染めヘアカラー。髪の内部までしっかり染まるため、ある程度の明るさや色味を選べます。色持ちは2ヶ月程度。ファッションカラー同様に髪や地肌のダメージがあります。白髪染めヘアカラーに多く含まれるジアミン染料にかぶれることもあるため、初めて染める場合は、パッチテスト(皮膚アレルギー試験)をするなど注意が必要です。

□ヘアマニュキュア

髪の表面をコーティングして染める方法。髪色を明るくするのには向いていませんが、艶のある仕上がりになり、頭皮に対して負担は少なめ。色落ちが早く、生え際1~2mmは染められないため、2週間程度で白髪が気になり始めることも。

□ヘナ

インドなどで取れる植物を原料にした染料。黒髪だと変化がわかりくいけれど、白髪はヘナの葉に含まれるオレンジ色の色素で褐色に染まります。黒髪となじむような落ち着いた色みに染めるには、ほかの天然染料をブレンドするなどで調整が必要です。一方で髪や頭皮を傷めず、トリートメント効果もあります。準備の手間がかかるため、天然成分にこだわりがあり、赤味の強い髪色でもいいという人にはおすすめです。

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