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[4/12〜4/18の運勢]4月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

カルチャー

古今和歌集に載っている「大空は恋しき人の形見かは物思ふごとに眺めらるらむ」(酒井人真)という恋歌について、荻原朔太郎は「恋は心の郷愁であり、思慕のやる瀬ない憧憬である。それ故に恋する心は、常に大空を見て思ひを寄せ、時間と空間の無窮の崖に、抒情の嘆息する故郷を慕ふ。恋の本質はそれ自ら抒情詩であり、プラトンの実在(イデア)を慕ふ哲学である。」などと評しています。

ここには、私たちが経験しうるすべての知の源泉としての「心の故郷」へ回帰する道としての哲学、そしてプラトンの対話篇とはそれへの愛を問いただした痕跡に他ならなかったのだという、詩人の洞察が示されています。

彼の中では「実在(イデア)」という哲学的概念と抒情詩=恋愛とがこれ以上ない魅力的な仕方で結びついていたのでしょう。あなたもまた、こうした「郷愁」や「憧憬」をいかに鮮やかにこころに甦らせるかこそがテーマとなっていくことでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

日常を掘り下げる

今週のやぎ座は、ふとした瞬間に行くべき場所や話すべき相手に引き寄せられていくような星回り。

「あたたかな橋の向うは咲く林」(宮本佳世乃)は、どこか夢の中の情景のような一句。「咲く林」とあるのは、フタリシズカでしょうか。大きな緑の葉の上に小さな白い穂状の花を2本出して咲くことからそう名付けられたこの花は、雑木林の一角などに群生し4月から初夏にかけて咲いていきます。

春の日差しとは対照的な山林の暗がりで、寄り添いあうように密集して咲くフタリシズカは、どことなく密やかな趣きがあり、まるで内緒話をしているよう。そこはあきらかに人間の世界ではないにも関わらず、橋をこえれば簡単に行ける場所でもあります。ただし、その橋が「あたたか」でなければ、林は咲いていないのであって、それ以外の時期に橋を渡っても歓迎はされないのではないでしょうか。

すなわち、句に詠まれた橋の向うの咲く林とは、この時期、このタイミングでしか行くことのできない場所であり、そこでしか交わせない会話がある。どうも掲句には、そんなことをつい連想させられるノスタルジーを秘めているように感じます。あなたもまた、不思議と思い出される場所や相手がいたなら迷わずそちらへ渡ってみるといいでしょう。

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今週のみずがめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

恥があふれる

今週のみずがめ座は、自分の中に息づく因果の種が育ち始めていくような星回り。

詩人はなぜ、詩を書くのか。それに対する最も説得力のある答えは「恥」の感情でしょう。ぬぐってもぬぐっても汚れの落ちきらない不快な傷跡だから、言葉で飾ってつかのまの安堵を求めるのであり、だから詩人の書き上げる詩の透明度とは、詩人の人生の汚染度であり、言葉になった珠玉の数はすなわち恥の数に他ならないのではないでしょうか。

恥の上に恥を重ね、それを捨てることもできず引きずり、数えきれない恥を数珠のように繋ぎあわせながら、未練がましくそれを首に巻いて歩いていく。つまりはっきりと自己主張する度胸もなくてにやにや笑ってごまかしたり、憐憫の情につけこんで何かものをもらったり、さんざん人を振り回しておいて悪気はないとうそぶいて最後は逃げてしまったりと、誰しもが持ち得るような、およそ平凡な痛みに貫かれているのが詩人の魂なのです。

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