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キッチンの汚れはpHで掃除! 重曹・クエン酸・過炭酸ナトリウム、石鹸、アルコールを駆使したナチュラル掃除術

インテリア

「以上の理由から、キッチン掃除に必要な洗剤は5種類に絞ることができます。キッチン以外の掃除でも、汚れの種類が同じであれば、同じ洗剤が使えます。場所別、用途別に専用洗剤を買い揃えるよりも省スペースに収納でき、すすぎの手間が減らせるので、経済的にも労力的にも省エネにつながります」

5種類のナチュラル洗剤 1. 重曹 2. 過炭酸ナトリウム 3. 石けん 4. クエン酸 5. アルコール

「酸性の汚れには、弱アルカリ性の重曹、過炭酸ナトリウム、石けんを、アルカリ性の汚れには、酸性のクエン酸を使います。洗剤で落とす汚れの8割以上が酸性なので、重曹や過炭酸ナトリウムの出番が多くなります。水が使えない場所の油汚れを落としたいときには、揮発性の高いアルコールを使えば、油を溶かすことができます。水アカ以外にも、石けんカスや魚の生臭い匂いなどはアルカリ性の汚れなので、クエン酸を使います。それぞれの掃除方法は、このあと順に説明していきますね」

掃除道具もシンプル!
キッチン掃除に必要な5アイテム

洗剤は5種、そして、掃除に使う道具も5種で完結。とことんシンプルにすることで、掃除のムダをなくすのが本橋さんのナチュラルクリーニング術です。

「拭き取り掃除に欠かせないトイレットペーパーは、専用容器に入れてサッと取り出せるようにしています。スポンジや厚手のぞうきんは乾きづらいため、メッシュクロスを使用しています。マイクロファイバークロスは、後で説明する重曹水やクエン酸水を吹きかけた場所の乾拭きに重宝します。スポンジもふきんもなるべく薄手のタイプを使うことで、雑菌を防ぎます。ナナメカットブラシは、蛇口やシンクなどすき間の汚れを磨くアイテムです。毛が縦方向にあり、ナナメにカットされていることで汚れがかき出しやすいので、この形状がオススメです。シリコン製のカップカバーがあれば、シンクに湯を溜めてつけおき洗いをするのが簡単に。ナナメカットブラシとドリンクホルダーは100円ショップで購入できます」

では早速、キッチンのガンコな汚れを一網打尽にする、5種類のナチュラル洗剤を活用した汚れ落としについて、コツを教えていただきましょう。

5つのナチュラル洗剤活用例

【重曹】キッチンの油汚れは重曹パックが効果的!

重曹が洗剤として使えることは浸透していますが、重曹の汚れ落ち効果を最大限生かすためにおさえておくべきポイントはどのようなことでしょうか?

「重曹は水に溶かしてはじめてアルカリ性の洗剤になるので、粉末のままでは酸性の汚れを浮かす効果は期待できません。ただし、粉末のままシンクに振りかければ研磨剤になるので、シンクに振りかけて全体を磨き、その後に温かい湯で流すことで、油汚れを効果的に落とすことができます。重曹をアルカリ性洗剤として使うには、40℃くらいのぬるま湯に、濃度1%(水200mlに対し、重曹小さじ1/2)になる重曹を溶かして『重曹水』にするのがオススメです。重曹の濃度を守れば、拭き掃除後に白浮きすることはないので、二度拭きの必要がありません。コンロの焦げ付きや換気扇のしつこい油汚れには、重曹水をしめらせたキッチンペーパーで重曹パックをしましょう。10分ほど放置すれば、汚れが浮き上がります。重曹水は保存が効かないので、一度の掃除で使い切れる量を用意するようにしてください」

【重曹掃除メモ】

・粉末のままならクレンザー効果あり。ただし、アルカリ性洗剤としての効果はなし。
・40℃のぬるま湯に1%濃度の重曹を溶かした重曹水は、アルカリ性洗剤になる。コンロ周辺やキッチンの床などの油汚れ落としに効果的。濃度を守れば、二度拭きが不要。
・重曹水を鍋に入れて加熱すると、発泡することで鍋の焦げ付きを浮かすことができる。

【過炭酸ナトリウム】排水口のヌルヌルや黒ずみには過炭酸ナトリウムでシュワシュワ除菌を

弱アルカリ性洗剤の過炭酸ナトリウムは、カビを落とし、漂白や除菌をする働きがあります。

「60℃の湯2Lあたりに大さじ1の過炭酸ナトリウムを溶かせば、漂白剤としての働きが期待できます。コンロの五徳や水筒・ティーポットなどの茶しぶ落とし、ふきんの漂白などに加え、排水口のヌメリや黒ずみ除去にも効果的。排水口は週に1回ほどのペースで、シンクの排水口をふさいで湯をため、過炭酸ナトリウムによる除菌と漂白を行えば、ヌメリや黒ずみをキレイに除去できます」

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