遊びの感覚も取り入れて、楽しくエクササイズするのが、ボディメイクを長続きさせるコツ! 子供の頃にやったフラフープをくびれ&美尻作りへ役立てるワザなど、注目のエクササイズ&アイテムをご紹介!
インナーマッスルを楽しく鍛えられます。
カラフルなフラフープを回すフーピングは、くびれ作りにぴったりのエクササイズなんです。
「フラフープを回し続けることでインナーマッスルが鍛えられます。また、1分間の消費カロリーは約7kcalで、30分回すと210kcalの消費が可能。ステップを踏むなどプラスαの動きを加えると、フィットネス効果が飛躍的に増すこともわかっています。基本的な回し方としては体を前後、もしくは左右に押し出す方法があり、どちらの場合も、串が頭から体幹を通って足に突き刺さっているようなボディイメージを持ちながら行うと、正しい姿勢が保てますよ」(フープダンサー・香里さん)
使うアイテムの選び方も大事。
「サイズや重さが合わないものを選ぶとうまく回せなかったり、体に負担をかけることも。初心者はある程度の重さがある、滑り止めのテープが巻かれたものがおすすめです。また、楽しみながらできるところもフーピングの魅力のひとつ。音楽に合わせて行うなど気分が上がる方法を見つけて、1日に3分でも、5分でも構わないので続けることが大切です」
なぜ効くの?
ウエストでフープを回すフーピングを続けることで、腹筋群と背筋群の両方をバランスよく鍛えられる。主に、大腰筋や腸骨筋、腹直筋、腹斜筋、腹横筋にアプローチができ、その結果、筋肉で作られた自前のコルセットを手に入れられる。また、アンダーバストまわりもスッキリしてくるため、ボディラインにメリハリがついたように見えるのもポイント。スタイルアップの視覚効果が期待できる。
基本の回し方
まずは下記を参考にしてフラフープを回してみよう。ウエストで回す場合、腰は前後または左右の直線運動になるため、腰は回さないよう注意。うまくできない場合はフープなしのエアフープで動きの確認を。
1.足を肩幅程度に開き、片足を半足~1歩ほど前にずらす。
2.フープを水平に構え、おへその高さで背中にぴったりとつける。
3.片方の手を少し後ろに引き、勢いよく水平に押し出す。
4.フープを押し出したらおへそを前後に一定のリズムで動かす。
上記の動きがうまくできない人は…「横の動き」で挑戦
1.左右の足が一直線になるよう、肩幅程度に開く。
2.フープを水平に構え、おへその高さで背中にぴったりとつける。
3.片方の手を少し後ろに引き、勢いよく水平に押し出す。
4.フープを押し出したら、腰をひねらず一定のリズムで左右に揺らす。
S 字に効く回し方
ここでは、よりお腹まわりやヒップにアプローチできる「ツイスト」「ステップ」「スクワット」の3つを紹介。
TWIST
足を真横に開く。腕を伸ばし、頭の上でクロスして合掌する。体を左にひねり、その状態を保ちながらフーピング。反対側も同様に。
STEP
基本の回し方でフーピングを始めたら、左右の足を交互に前に出して、フープを落とさないようにゆっくりと歩いていく。手は頭の後ろに。
SQUAT
足を広く開き、スクワットをしながらフラフープを回す。腰をゆっくり下げるとより負荷がかけられる。腕は、胸前や頭の後ろなどで組む。
香里さん フープダンサー、ベリーダンサー。2007年に設立された日本初のフラフープ&フープダンス教室「フープ東京」のインストラクターとして、指導やメディア&イベントに出演するなど幅広く活動している。https://hooptokyo.com/
※『anan』2021年6月30日号より。写真・中島慶子 土佐麻理子 取材、文・重信 綾
(by anan編集部)