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[7/5〜7/11の運勢]7月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

「人生ほど、生きる疲れを癒してくれるものは、ない」という言葉は確か、作家でイタリア文学の翻訳者であった須賀敦子さんが、やはりイタリアの詩人の言葉として紹介されていたものだったように思います。

長く生きていると、この言葉があったからこそ、何か大変なことがあるたびに、つらく大変なのは自分だけではない、と肩を抱かれるように思わせてくれる言葉と出合うことがありますが、個人的にはこれもそのうちの一つ。それはたいてい、自分の心のなかにありながら、自分ではうまく表現することができずにいたものに言葉が与えられたような、世界からの贈与と呼ぶべき体験でもあるのでは。

そうした心から必要としているにも関わらずお金で買うことのできないものとしての贈与については、学校でも、社会に出てからも、誰も教えてくれませんし、だからこそ私たちは生きる傍らで詩や小説を読み、占いをし、そうして時おり日常のやり取りの外へと出ていこうとするのかも知れません。あなたもまた、どれだけ自分がそうした贈与に開かれ得るかが問われていくはずです。

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今週のやぎ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

目に意志を宿すべし

今週のやぎ座は、時代と向き合うだけの「目」を確かにしていこうとするような星回り。

「暗闇の目玉濡さず泳ぐなり」(鈴木六林男)という句で、作者が泳いでいるのは、一体どこなのでしょうか。現代の感覚で想像するならプールですが、この句が作られたのは昭和23年(1946)で、作者は激戦地から帰還してきた負傷兵。しかしおそらく空間的な暗闇ではなく、時間の暗闇だったのではないでしょうか。

すなわち、人生の一時期に突き落とされた、見も知らぬ他国の人間と殺し合いをしなければならないという大いなる理不尽を抱えた戦争という暗闇を九死に一生の思いで生き抜き、これからもまた敗戦後の社会という未知の暗闇を、ひたすらに生き抜くのだという作者の確かな意志がここに込められていたのではないかと。

そして、この「目玉」とは、時代の混沌のなかで何が真実で何が正義であるのかを見極めるための目でもあったはずです。あなたもまた、目に意志を込めていくことがテーマとなっていくでしょう。

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今週のみずがめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

愛と知性をもつがゆえの罠

今週のみずがめ座は、疲弊させられる関わりからの逸脱をはかっていくような星回り。

僕たちは今、つながりというものに疲れ果てているように思います。会社で働いていればつねに賞与を決めるために細かく評価され続け、SNSでもイイネやRTの数がそのまま自身の存在に対する認知や評価に変換され、それに一喜一憂し、振り回され、また時に傷つきつつも評価を落としたくないばかりにそのことに蓋をして笑顔をつくろうとする。

それだけでなく、身近な他者からの善意を絡めたコミュニケーションにも心から安心できずにいる。いや、厳密には「いい人だと偽る人」からのコミュニケーションでしょうか。「あなたのためを思って」といった前置きとともに投げかけられる欺瞞的な言葉を、僕らは愛を受け取りたいという欲望と、物語によって物事を合理化する能力によって呪いに変え、みずからがんじがらめになっていく。

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