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実現した人に聞きました! 30歳からでも遅くない♡大人女子の「夢を叶える方法」

「あんな生き方がしたい」「これがしてみたい」……、夢はあるけれど、年齢や仕事、結婚などを理由に二の足を踏みがちなアラサー世代。でも、年齢を重ねてから夢を叶えている人が存在するのも事実。現在、米NBAでチアリーダーとして活躍中の平田恵衣さんもそのひとり。彼女の経験談から、大人女子の「夢を叶える方法」を探ります。これを読めば、一歩踏み出す勇気をもらえるかも。

取材・文/濱田恵理

2018年12月
ライフスタイル

34才で仕事を辞めアメリカに

Yoko.B

 米NBAオクラホマシティのチアダンスチーム「サンダーガールズ」のチアリーダー・平田恵衣(けい)さん。現役を引退し日本でOLをしていたものの、今年の夏、34才という年齢で「サンダーガールズ」のオーディションに再挑戦。結果、過酷な争いを勝ち抜き、4年ぶりにNBAのチアに復帰するという夢を叶えた女性です。 

OKC Thunder

平田恵衣さんプロフィール

ひらたけい/大学卒業後、会社員として働く傍ら、チアリーダーとして、千葉ロッテマリーンズ、ジェフユナイテッド市原・千葉など多くのチームで活躍。2012年にNBAのオクラホマシティ・サンダーのチアリーダーチーム「Thunder Girls」の一員になり、2シーズン活動後に引退。帰国後は公益財団法人日本スポーツ仲裁機構事務局に勤務。2018年8月、米NBAに再挑戦し、見事合格。

平田恵衣さんInstagram

30歳から夢を実現した8つの行動

 夢を抱きつつもなんとなく行動できない...30歳を過ぎると、安定志向になりがちな女性が多い中、彼女が夢を叶えられた理由とは? 恵衣さんの行動から、オトナ女子が夢を叶える方法を紐解きます。

1.「なりたい人」を演じてみる

チアリーダーになったきっかけ

 そもそも、チアリーダーになったきっかけは、中学時代にテレビで見たアメリカのチアリーダーのドキュメンタリー番組。夢のために努力しているチアリーダーたちを目の当たりにして、彼女たちをとてもカッコいいと思いました。

 とはいえ、当時は陸上など、他のスポーツをしていたので、チアには縁がなく、月日は経過。大学3年の就職活動の時、「私がやり残したことは何?」と自問したら、それがまさにチアで。そこで、全くの初心者にも関わらず、千葉ロッテマリーンズのチアリーダー募集に応募、運良く合格して、そこから私のチアリーダー人生が始まりました。

理想の自分を「演じる」

 その頃、私がよく意識していたのが、「なりたい人」を演じてみること。「自分を演じるのはよくない。素の自分で勝負すべき!」という意見もあるけれど、私はそうは思いません。なぜなら、なりたい人を演じてみることで、いつかそれが本当の自分になると信じているから。

 私は本来、とてもシャイな人間。子供の頃はものすごく恥ずかしがり屋で、自宅にお客様が来ると、親の後ろに隠れてしまうような子でした。だから、チアリーダーになってもやっぱり、引っ込み思案なところがあって……。そんな部分を克服したいと思った時、中学時代に見たアメリカのチアリーダーたちを思い出したんです。素の自分はシャイでも、チアリーダーのときは彼女たちのようなザ・アメリカンなチアリーダーを演じればいいんだ!って(笑)。

 たとえば、初対面の人にも笑顔で接するとか、話しやすい雰囲気を作るとか、どんな質問にも自信を持って堂々と受け答えをするとか。こんな風に「なりたい人」を演じることができたおかげで、サンダーガールズの試験では、アメリカで評価される自信あふれる女性として勝負できたと思います。

2.「妥協案」を用意しておく

ゼロか100かで考えない

 物事を長く続けるには、「妥協案」を用意しておくことが重要。私にとって、妥協案を用意するというのは、自分の状態やリズムを知ったうえで、無理をせずにチョイスしたり、調整すること。決して、“負け”ではないんです。

 たとえば、毎朝行うジムでのワークアウト。たまに気分がのらなかったり、体調によってはやりたくないこともあります。そんな日は無理してジムに行かず、自宅で縄跳びを1000回やる(笑)! 縄跳びの他には友達とのランニング。ランニングといってもジョギングペースで、45分程度かけて楽しくおしゃべりしながら、公園の中を4㎞くらい走ります。

 ジムに行けなくても、こんな妥協案があると、「体は動かせた」という小さな達成感は得られるから、そこで気持ちが腐らない。また前向きに頑張れるんです。

英語の勉強も同じ

 これは英語の勉強にも言えること。英語はアメリカのNBAでチアとして活動するには不可欠なツールなので、スキルアップすべく、日々の勉強が必要です。でも、ときにしんどくなることも……。そんなときは子供と話すようにしています。

 経験上、子供は文法や単語のにそれほどこだわらずに気軽に話せるんです(笑)。例え間違いを指摘されても笑い飛ばせる。大人を相手にしているときの、「間違ったらどうしよう」というストレスがありません。でも、相手は誰であれ、「英語を話せている」という達成感は確かにある。こんな風に自分で「良し!」とする線引きを決めておくと、何事も無理なく継続できると思います。

3.「ダメもと」で行動する

断られても落ち込まない!

 大人になればなるほど、さまざまな場面で、「断られたらどうしよう」「鬱陶しく思われたら嫌だな」と、自分の言動にブレーキをかけがちです。たとえば、仕事や恋愛などで、自分を売り込む場合。私自身も昔なら、マスコミのみなさんやチア関連の人たちに対し、「私が声をかけたら、迷惑だろうな……」と思って、自分をアピールできませんでした。でも、今は何事もダメもとで声をかけてみるように。マスコミのみなさんにも、「よかったら、私を取材してもらえませんか?」って(笑)。

今はダメでも今後に繋がることも

 ちなみにこの原動力は「自分の行動で、他の人をインスパイアしたい!」という素直な想いだけ。これがあるから、失敗を恐れずになんでも取り組めるんだと思います。

 もし断られたら、「タイミングが悪かっただけ」「ご縁がなかっただけ」と気楽に考えるように。ちなみにその時は縁がなくても、2年後につながったこともあります。だから、断られても基本落ち込まない! みなさんにもぜひ、おすすめしたい考え方です。

4.「選びたくないこと」をあえて選ぶ

叩ける扉はどんどん叩く!

 私は自分の生き方を通じて、「あぁ、こうやって人間は苦手なことでもできるようになるんだ、頑張れば成長できるんだ」と感じることがあります。というのも、私は決して器用でもないし、社交的でもなかったけれど、いろんな経験を積んで、今はチアリーダーとして人前に出ているから。

 私のモットーに「叩ける扉(チャンス)はどんどん叩く」というものがあります。女性は特に年齢や結婚、出産などによって、必然的に叩ける扉は少なくなるわけで……。だったら、叩けるうちに頑張っておこう!と思うんです。例えばチアリーダーの振り付け指導など、経験がなかった仕事も断らず挑戦してきて本当によかったと、今つくづく感じています。

「苦手なこと」が意外な結果を与えてくれる

 自分では向いていないと思っても、実際に挑戦してみたら、意外と性に合っていたり、思いがけずに良い成果を得られたり、輝く場所やチャンスを増やすことができたり……。逆に好きなこと、ラクなことだけを選んでいては、これらの可能性を潰してしまう気が。

 苦手なことや大変なことを目の前にしたとき、どうやって辞めようではなく、どうしたら両立できるか、克服できるかを考えて、努力をし続ければ、きっと自分の人生の選択肢を増やせるはずです。

5.悩んだら「動機」を思い出す

「なんでこれをやっているのか?」考える

OKC Thunder

 何事も長く続けていたり、困難な状況に陥った時は、「なぜ、私はこれをやっているのだろう」と思いがち。でも、そんなときこそ、自問自答して、動機を思い出すといいでしょう。現在の私の場合、「なぜ、私はアメリカのオクラホマ州に来たのか」「なぜ、NBAのチアに再挑戦したのか」を常に自問しています。そうすることで、「自分が失敗を恐れず、夢に挑戦する姿を通し、子供たちに勇気を与えたい」という動機を思い出せます。

動機を思い出せば、自分の気持ちに気づく

 この動機を思い出せば、たとえ、苦しいことがあっても、大抵のことは乗り越えられます。日々のワークアウトや体型維持、英語の勉強もそう。みなさんも、「何のためにこの目標に向かっているのか」を常に考え、動機を思い出す習慣をつけてみるといいかもしれません。

6.「誰かの幸せ」ではなく「自分の幸せ」を知る

人が成功したやり方が合うとは限らない

恵衣さんはボディメイクのために自炊を続けている

 「我慢し続ける努力は続かない」と常々思っています。「誰かと同じやり方」が自分にフィットするとは限らないのに、「自分はどうか」を知っている人は意外と少ないもの。だから、実は知らず知らずのうちにストレスを感じているというケースは多いと思います。物事を継続するためには、自分のストレスを軽減するのが重要。

「自分に合うか」が大切

例えば、私が所属するサンダーガールズのチームメイトは体型維持のために食事をプロテインシェイクに置き換える子がいます。練習時間が夜遅い場合や、体脂肪率のコントロールなど、必要な場合は私も同じようにしますが、基本的には食卓について食器に盛り付けられたものを頂きたいタイプ。私にとって食事は、単に栄養を摂取するだけでなく、人生を豊かにする時間と考えているので、チームトレーニングや練習からの帰宅後は、ヘルシーな食事を摂るようにしています。

 体づくりだけでなく、どんなことにおいてもいえることですが、誰かを基準にするのではなく、自分を基準に「情熱を感じること」「幸せなこと」を見つけることが大切です。

7.「嬉しかった言葉」をとっておく

自分で自分を励ます方法

 みなさんは自分を励ましたり、前向きにさせる術を持っていますか? 私にとってのそれは、“人に言われて嬉しかった言葉”を思い出すこと。だから、自分にとって大切な言葉はいくつかキープしてあります。たとえば、尊敬するチアの先生から言われた、「恵衣には華があるよ」や「サンダーガールズでもう1年頑張って。素晴らしいメンバーがそばにいる環境なんだから、絶対成長できると思うよ」という言葉たち。この2つがずっと心に残っていたからこそ、米NBAに再チャレンジできたと思います。まさに背中を押してくれた、自分を奮起させてくれた言葉といったところです。

 こんな風に嬉しかった言葉やインパクトがあった言葉は、すぐに見られる場所に残しておくのがおすすめ。落ち込んだ時に見返せば、「私、けっこう頑張っていたじゃん!」「わかってくれている人がいる」と、また力が湧いてくるはずです。

常にポジティブとはいかない

 言葉は手帳に書き留めておくのもいいですが、私はその言葉が書かれた文面をメールにコピペして、自分宛に転送しておき、検索したときにすぐ見つけられるようにしておきます。また、「これができたらいいな」という願望や夢をメールに残しておくのもGOOD。

 生きていると、嫌なこともたくさんあるし、常にポジティブとはいきません。物事がうまくいっているときは周りに助けてくれる人もたくさんいるし、自分もノリノリ(笑)。でも、ズドーンと落ちた時はそうはいきません。だから、自分で自分を励ます術として、「嬉しかった言葉」を取っておくことは有効です。

8.「自信」はなくて大丈夫

自信=「自分を信じる力」

 「自信を持っている人=自分とは違う、遠い世界の人」と考えている人は多いもの。私もかつては、「“自信”はある人にはあって、ない人にはない」と思っていました。でも、今は「自信とは自分を信じる力」であり、本来はみんながそれを持っているものだと考えています。自信はお金で買うものではなく、自分の意識次第。

無いものを数えるより、あるものを見つける

 落ち込んだ時は、「自分には何もない……」と思うのではなく、「自分にはこれがある!」と自分自身にフォーカスしてみることです。「私にあってチームメートにない経験や知識はなんだろう」と。どんな些細なことでもいいと思います。日本語が読み書きできることや、気遣いや時間厳守などの日本人らしさですら、私が今いる環境では特別で珍しいことと考えています。

 そもそも、私は器用に物事をこなして、何事も成功するというタイプではありません。でも、そんな私だからこそ、好きなチアを精一杯頑張る、自分を信じてコツコツ努力をし続ける姿を子供はもちろん、みなさんにお見せできたらと思っています。もし、そこから、夢を叶えるための勇気やポジティブな気持ちを感じ取ってもらえたら、最高に幸せです!

30歳を過ぎても夢は叶う♡

34歳という年齢で再びアメリカの舞台に挑戦した恵衣さん。人生で一番若いのは今日。叶えたい夢があるのなら、小さな一歩から踏み出してみませんか。

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