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[7/26〜8/1の運勢]7月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

「天の川敵陣下に見ゆる哉(かな)」(正岡子規)は、1894年(明治27年)夏、日清戦争が勃発した年に詠まれた句。翌年、作者は従軍記者として大陸に渡ったものの、上陸二日後に講和が結ばれ、そのまま帰国の途につきました。

広大な大地をまたぐ、さらに壮大な天の川。そして、その下に長蛇をなして陣取る敵軍。尋常ではない緊迫感で身がすくんでしまってもおかしくないはずなのに、その今まで感じたことのないスケール感に思わず身を抜け出して、当時はまだなかったはずの飛行機に乗った鳥瞰へとまなざしが開かれていったのでしょう。おそらく作者は戦況を脳裡に描いた時に、暗い死の気配だけでなく、抑えきれないときめきもどこかで感じていたのかも知れません。

そして皮肉なことに、作者は戦地からの帰国の途上、船中にて喀血して重態に陥り、そのまま療養生活に入り、7年間の闘病生活のあいだに旺盛な創作活動を行った末、34歳の若さで亡くなりました。あなたもまた、自身の将来しかり国の行く末しかり、小さな日常や固定観念を飛び越えてまなざしを大きく広げていくことがテーマとなっていくでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

通過儀礼の挿入

今週のやぎ座は、日常に畏怖と魅惑を取り戻そうとしていくような星回り。

寺山修司が1975年に制作した『犬頭の男』は、阿佐ヶ谷という街を舞台に、三十時間何かが起こっているという状況演劇の一つなのですが、街のタバコ屋さんやパン屋さん、時計屋さんなどにハガキが届くのです。

そこに書かれているのは「タバコの火を貸してくれませんか」という内容で、しかもハガキは字の切り抜きだったそう。それで、実際に火を借りに男が訪ねてきて、タバコの火を貸してくれと言う。要するに、自分の生活空間において、ある期間に本当のことなのか空想なのかよく分からないような状況があちこちで起こるという作品で、そうした状況が平穏な街の日常に裂け目を入れていく。寺山は、そういう作品を通して「劇場」という枠を壊そうとしたのです。

そこでは観客は観客席に座って、舞台で起こっていることから切れ離されてあり、それゆえに、観客席に座ってただ他人事のように傍観しているだけで、何も脅かされないし、終って幕が引けば、またいつもの日常に戻れることが決まっている。それでいいのかと問い直したかったのでしょう。あなたもまた、自分の想定外の事態を通じて日常の在り方を問い直していきたいところです。

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今週のみずがめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

不屈のシンボル

今週のみずがめ座は、理念を自分なりの形にして打ち出していくような星回り。

「二十のテレビにスタートダッシュの黒人ばかり」(金子兜太)は、昭和43年(1968)の作。前書きに「帯広にて」とありますから、旅先で出会った場面を詠ったもの。この年は全国の放送局のほとんどがカラー放送化した年であり、翌1969年は日本のテレビ生産量が世界一となるなど、急速にカラーテレビが普及し始めていた頃であり、作者は旅先の好奇心も働いて、何気なく家電大型店の店内を覗いてみたのでしょう。

すると、画面のどれにもスタートを切った瞬間の黒人ランナーの姿が大映しになっており、それらがいっせいに二十の映像として目にはいって来たのです。しかもどの顔も黒く輝いている。

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