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[8/9〜8/15の運勢]8月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

この国の人々が暑く苦しい夏が終わり、秋の訪れを待ちわびるのは、なにも今だけに限った話ではなく、古代から日本の夏の蒸し暑さには誰もが閉口してきたようです。平安時代の代表的歌人であり、「やまとうたは人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」で始まる古今和歌集の仮名序の執筆者としても知られる紀貫之(きのつらゆき)もそこは同じでした。

「川風の涼しくもあるか打ちよする波とともにや秋や立つらん」は、立秋の日に、殿上人たちが賀茂川の河原で遊ぶのに、供として一緒に行った際に即興でつくったもので、川波が送ってくる風が涼しいのは、波とともに秋がそこに立っているからだろうと、かすかな秋の萌芽を見事に詠みあげています。

秋風が吹き寄せると、川の流れもこちらに寄せる。川岸に波が立つと、秋が立つ。「寄せる」と「立つ」の二つの掛け言葉(ダブルミーニング)を用いているのですが、秋を運んでくる風や波は、まず涼しさを求める私たちのこころにこそ起きてくるのではないでしょうか。あなたもまた、かすかな予感に過ぎなかったものをいかに一つのビジョンへと練り上げていけるかが問われていくはず。

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今週のやぎ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

危惧と修繕

今週のやぎ座は、ハートからハートへの対話か、人を小馬鹿にしたような無関心かのどちらかに振れていくような星回り。

作家の村上春樹は、2020年7月10日に毎日新聞で配信されたインタビューの中で、次のような危惧について口にしました。「特にこういう一種の危機的状況にある場合には、例えば関東大震災の時の朝鮮人虐殺のように、人々が変な方向に動いていく可能性があるわけです。そういうのを落ち着かせていくというのはメディアの責任だと僕は思うし。」

今年2月に、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森会長が女性蔑視発言をめぐって辞任した例に限らず、世間にはびこっている構造的な差別や、世代から世代へと連綿と受け継がれていく負の連鎖というのは、あるきっかけを得ればすぐに狂暴化します。

私たちはそういう世界の文脈の中にいるのであって、そうしたいつ起きるとも知れない狂暴化を抑制するのは、村上春樹が警告するように「メディアの責任」であると同時に、読者ひとりひとりが、自分のなかにある攻撃性や無感覚とどれだけ向き合っていけるかにかかっているのだと言えます。あなたも、自分の中にある暗い側面の自覚をいかに行動や実践へと繋いでいけるかが問われていくでしょう。

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今週のみずがめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

魂と霊の比喩

今週のみずがめ座は、想定外の事態に人生の節目を重ねていこうとするような星回り。

蜆蝶(しじみちょう)は「小灰蝶」とも表記されるちいさな水色の蝶で、秋の季語。「物の葉やあそぶ蜆蝶(しじみ)はすずしくてみなあはれなり風に逸れゆく」(北原白秋)では、そんな可憐ないきものが秋の訪れを告げるかのように、あたりを涼しげに飛び回っている平穏な言葉が流れが続くのですが、最後の「風に逸れゆく」で異変が生じます。

蝶には草の葉にとまろうとするかすかな意志が感じられるのですが、それが風によってたちまち紛らわされてしまうのです。そして作者はそれを「あそび」と呼び、「あはれ」の情を見出している。

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