無料の会員登録をすると
お気に入りができます

早めの対処が吉! 自律神経を整える、日常で心がけたい10の習慣

ライフスタイル

私たちの心や体の調子は、自律神経によって無意識のうちにコントロールされているけれど、これをどうしたら健やかに保てるのか。その答えは、日常のちょっとした言動の工夫にあり!? 自律神経の権威として知られる医師に、取り入れやすく有効な整え方を聞きました。

7、人の悪口は言わない。

「気に入らない人の悪口を言うと、その場はスッキリするかもしれませんが、あとあと自分が嫌な人間に思えてしまうこともあるのでは。結局それがストレスに。だからといって無理に褒めるのもストレスなので、一番いいのは『悪口は言わない』と決めること。人から苦手な相手の評価を求められた時は、『わからない』と答えるのが良策」

8、1杯の水で体をリセット。

“やる気が出ない”という休息モードの時の、交感神経アップ法。

「自律神経は腸の働きと密接につながっています。また、腸は少しの刺激でも反応しやすく、水を1杯飲むことで自律神経の働きが良くなり、交感神経がアップ。体が活動モードへ。水分なら水以外にお茶などでもOK。体に行き渡るようなイメージで飲みましょう」

9、「寒い」と思う前に上着を羽織っておく。

自律神経にとって温度差は大敵。

「暑い屋外から急に寒い室内に入るなど激しい温度差に、自律神経は非常に弱いんです。『寒い』『暑い』と思った時点ですでに自律神経は乱れているので、早めの対策が必要となります。例えばクーラーが効いた部屋に長時間いる場合、最初は寒くなくても予め上着を1枚羽織るなどしておきましょう」

10、デスクワークの合間にスクワット10回。

「血流は自律神経によってコントロールされています。自律神経が乱れると血流が滞るし、その逆も然り。つまり、長時間のデスクワークで動かずにいると血流が滞り、自律神経が乱れてしまうのです。その予防としておすすめしたいのが、スクワット。デスクワークのすき間時間にゆっくり10回。1日4セットを目安に行いましょう」

小林弘幸さん 順天堂大学医学部教授。自律神経の第一人者としてアスリートなどへのコンディショニング向上指導に関わる。著書に『整える習慣』(日本経済新聞出版)など。

※『anan』2021年9月8日号より。イラスト・沼田光太郎 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ