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書籍『日本ワインと手仕事の旅』刊行。後藤由紀子さんと大野明日香さんが見つけたワインと手仕事のおいしい関係

Yu Miyakoshi

グルメ

2018年9月、書籍『日本ワインと手仕事の旅』が出版されました。これは、静岡県沼津市にあるセレクトショップ〈hal〉店主の後藤由紀子さんとワインスタイリストの大野明日香さんが日本各地を旅して、お薦めのワイナリーと手仕事を紹介する本。

旅のきっかけは大野さんが「一度一緒にワイナリーに行ってみませんか?」と後藤さんを誘ったこと。大野さんの「日本ワインをもっと身近に気軽に、暮らしを作る手仕事の雑貨のように楽しんでほしい」という思いが後藤さんに伝わり、ふたりの旅が始まったといいます。

〈備前一陽窯〉岡山県 撮影:中川正子

大野さんがセレクトしたワイナリーはdomaine tetta(岡山)、CAVE D’OCCI WINERY、胎内高原ワイナリー(新潟)、金井醸造場、勝沼醸造、シャトージュン(山梨)、ドメーヌ タカヒコ(北海道)など。

そして手仕事は、後藤さんがセレクト。一陽窯(岡山)、ジョンブル(岡山)、安部太一さん(島根)、F/style(新潟)、大泉物産(新潟)、evam eva(山梨)、辻有希さん、SAVON de SIESTA(北海道)などが登場します。

〈domaine tetta(ドメーヌテッタ)〉岡山県 撮影:中川正子

山々に囲まれた岡山県新見市哲多町。ワイナリー〈ドメーヌテッタ〉はそんな自然豊かなまちのぶどう畑のなかにあります。これがワイナリーなの? と見まごう外観の建物は〈Wonderwall〉の片山正道さんが手がけたのだそう。こちらでは、石灰岩の土壌でぶどうを育てるところからワインづくりに取り組んでいます。また、エチケットにパンダのイラストが描かれたシャルドネは、ドメーヌテッタの代表銘柄のひとつ。

大野さんに、ドメーヌテッタをお薦めする理由を聞いてみました。

「ドメーヌテッタの取材では、ワイナリーが“デザインが人を集める”というコンセプトを持っていたことに、日本ワインが新しいステージにきたことを感じました。さまざまなイベントも開催しているので、ワイナリー巡りの旅のきっかけにしていただけるような場所です」(大野さん)

新潟県胎内市にある〈胎内高原ワイナリー〉は、日本でも珍しい市営のワイナリー。

〈胎内高原ワイナリー〉新潟県 撮影:砂原文

「胎内高原ワイナリーは市営のワイナリーという面白さと、醸造家の佐藤さんの静かな情熱が印象に残っています。古い映画のような静けさと実直さがあるワインです」と、大野さん。

胎内高原ワイナリーから日本海を望む 撮影:砂原文

日本ワインにこだわる理由は、何といっても生産地に行きやすいこと。ぶどうが育った土地で、生産者さんの顔を見てワインを味わうことができるというのが日本ワインの大きな魅力なのだとか。

また、大野さんたちは日本ワインがただの流行ではなく、もっと身近になり、私たちのカルチャーをかたちづくっていくものになれば——そんな思いから日本ワインを紹介しているといいます。

作家の辻有希さん、石鹸屋さんの〈SAVON de SIESTA〉など、手仕事のつくり手たちも魅力的。

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