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性格がいい? 仕事のできる人の特徴とできない人との違い

ライフスタイル

藤井佐和子(キャリアアドバイザー)

仕事ができる人と仕事ができない人の違い、なんだと思いますか? 性格はもちろん、仕事に対する考え方や日常生活での習慣など、いろんな要因がありそうですよね。多くの人が憧れる「仕事のできる人」になるために必要な条件には、一体どんなものがあるのでしょうか。キャリアカウンセラーの藤井佐和子さんに、仕事ができる人の特徴や仕事ができる人になるための効果的な方法を教えていただきましょう!

■仕事のできる人の特徴

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◇仕事のできる人の性格や考え方

「ビッグ・ファイブ」という、心理学をベースにして脳科学的に裏付けした、パーソナリティ診断があります。世界的に使われている診断で、5つの因子から、遺伝的なものをもとにその人の性格を図るものです。その因子のひとつに「誠実性」という因子があります。これは、どんな職業でも共通した仕事のできる人の特性だと言われています。

誠実性が高い人とは、真面目で自己コントロール力が高い人。多くの目標を設定して、コツコツと実行する人です。誠実性の高い人は、仕事を最後までやり遂げる意志を持っています。その結果、周囲の人に信頼され、安心感を与えることができます。このことからも、仕事のできる人のベースは、「誠実性」と言えるでしょう。

また、誠実性以外ですと、周囲と協業できる協調性、コミュニケーションスキル、感情マネジメントの高さも挙げられますね。

◇仕事のできる人の習慣や行動

仕事ができる人は、先に述べたように、自分に与えられた仕事は、責任をもって最後までやり遂げます。また、チームプレイを意識して、仕事の状況は抱え込まず、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしながら行動します。まわりの人の様子にも常に気を配り、声をかけるなど、思いやりを持ってフォローする習慣もあり、気分や感情に振り回されず、いつ話しかけても情緒が安定的で、機嫌よく振る舞う傾向がみられます。

■仕事のできる人とできない人の違い

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◇粘り強さがあるかないか

仕事ができる人は、途中で投げ出さず、最後までやり遂げることで結果につなげます。一方、粘り強くない、すぐに投げ出す人は、結果につながったという実績や成功体験が少なく、これだけでも数年後に大きな差となります。「めんどくさい」という言葉が口癖の人は、要注意です。

◇コミュニケーション力の有無

人の話もきちんと最後まで聞くし、自分も言うべきことは主張する人は仕事ができます。コミュニケーション力が高い人とは、つまり、受発信のバランスがいい人。人の話を聞くばかりで自分の意見を言わない、または、自分の意見がない人、自分ばかりが主張し人の話を聞かない人は、チームワークを乱しがち。いつの間にか一匹狼になってしまい、誰からも支援を得られず、仕事のできない人と思われることになりかねません。

◇目標を持っているか否か

仕事においても人生においても、目標を持って、それに向けて物事を進めていけるかどうかの違いは大きいもの。

たとえば、目標のある人、自分はこうなりたいというビジョンを持っている人は、多少のことにもぶれません。目標に向けて、自分で動機づけするなど、感情のコントロールもできます。また、目標を持つことで、自己管理力も高くなります。

一方、目標を持っていない人は、人間関係の「好き・嫌い」に振り回され、落ち込んだり、イライラしたり、不安になったりと、感情的になってしまうものです。その結果、あの人は付き合いづらいと敬遠されることにもなりかねません。

■心得は何? 仕事のできる人になる方法

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◇目標を持つ

目標が見つからないという人は、仮でもいいので、目標を設定してみましょう。仮なので、後で修正すれば大丈夫。たとえば、「この仕事はいつまでに必ずやり遂げる」「3年後までに〇〇のような人になっている」などです。周囲の人を見て、あの人のあの行動はいいな、と思ったら、自身の目標設定の参考にしてください。目標は、どこかに書いておくとよいでしょう。

◇社内人脈を増やす

仕事はひとりではできません。社内には、一緒に協力してくれる人、相談する相手、自分の苦手分野をカバーしてくれる人など、たくさんいた方が、仕事はスムーズです。決まった人とばかりでなく、他部署の人や、自分とは特性の異なる人に積極的に話しかけてみましょう。トイレなどで隣り合ったときや、飲み会、社内イベント、他部署の人も受講する研修などに積極的に参加するのもいいですね。社内人脈の多い人に紹介してもらう、一緒についていくのも手っ取り早い方法です。

◇わからないことはすぐに聞く

実際、新しい環境(転職先や異動先)で仕事に慣れるのが早い人は、わからないことを抱え込まずに聞ける人です。「今さら聞けない」という状態になる前に、わからなければ、すぐに周囲の人に尋ねましょう。

また、要点を聞くだけでなく、仕事の全体像、流れを理解しておきましょう。流れを把握しておかないと、イレギュラーのときにミスを犯しがちです。全体把握はあっているのか、上司や先輩などに自分の理解度について、確認してみましょう。

■仕事のできる人をマネて、自分もできる人に!

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