4.おかげさま
自分が何かうまくいっているとき、それは自分だけの力ではありませんよね。誰かが力になってくれたり、関わっている全ての人や物があって初めて物事が進んでいます。そんな感謝の気持ちが「おかげさま」。
海外でそんな気持ちを一言で表す言葉はないようです。どんなことにも感謝する気持ちを抱くというのは、日本の美徳なのかもしれませんね。
感情の言葉
5.もどかしい
「もどかしい」とは、物事がうまく進みそうで進まず、いらいらする。じれったいこと。仕事やプライベート、恋愛など、さまざまな場面で「もどかしい」という感情を抱いたことがある人も多いでしょう。

複雑な感情で、それは人生がスムーズに進まないことにも似ています。ただイライラしたり腹が立ったりするだけとは、微妙にニュアンスが違い、外国語で表現するのは難しい感情です。それこそ海外の人にうまく伝えるのが難しくて「もどかしい」と言えますね。
6.ぼーっとする
翻訳できない日本語として「ぼけっと」という言葉が、海外で紹介されたことがあります。それと似ていて、翻訳しづらいのが「ぼーっとする」です。

何も考えていない、放心している、体調が悪い、ぼんやり眺めている…などさまざまな意味があります。意味によって海外では翻訳が異なるため、全く同じ言葉はないのです。
忙しい中でぼーっとする時間も大切です。ずーっと考えているよりも、ぼーっとしている方が良いアイディアも浮かびやすいそうです。せっかく日本だけの言葉なら、日本人としてぼーっとすることを大切にしましょう。
まさに日本らしい言葉
7.風物詩
「風物詩」とは、季節の感じをよく表しているもののこと。「ああ、冬だなぁ」など季節を感じられる物や事柄のことを指します。例えば「花火」といえば夏の風物詩、「イルミネーション」といえば冬の風物詩ですよね。
海外にも季節を表す言葉はたくさんありますが、「風物詩」に当たる言葉はないようです。
8.おすそわけ
「おすそわけ」は自分が持っている物や利益、あるいは他人からもらった品物の一部を、友人や知人に分け与えること。「お裾分け」と書きます。着物の「裾」は末端で、そこから転じて「つまらないもの」という意味。