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そこにあるのは美しい心。「外国語で翻訳できない日本語」15選

海外の言葉で訳せない「日本語」があることをご存じですか?その言葉には、日本の美しい心が感じられるようです。

2018年11月
ライフスタイル

翻訳できない日本語には…

“美しい心”を感じられる

毎日あたりまえのように使っている日本語ですが、その中には外国語に翻訳できない言葉もあります。日常生活の中ではなかなか気づくことはありませんが、美しい日本語で、日本ならではの美しい心に触れているのかもしれません。

Photo by Tianshu Liu / Unsplash

そんな日本の美しい心を知れる、海外の言葉に翻訳できない日本語をご紹介します。

あいさつの言葉

1.いただきます・ごちそうさま

海外では、食事の前にお祈りしたり、「さあ食べよう」と声をかけることはあっても、「いただきます」「ごちそうさま」のような言葉はありません。「いただきます」は、命を「いただきます」という自然への畏敬の念を込めた言葉です。

「ごちそうさま」の「馳走」とは、「走り回ること・奔走すること」。食材を作るため、食材を用意するため、料理を作るため、もてなすために奔走してくれた人への感謝の気持ちを込めた言葉です。

「いただきます」や「ごちそうさま」というのは、自分が食べられる状況に関わってくれた、全ての人や物への感謝の気持ちを表す言葉なのかもしれませんね。

2.おかえり

家に戻ってきた人に対して、「おかえり」と言いますよね。ふるさとに帰ってきたときに、道を歩いていたら「おかえり」なんて声をかけられることもあるでしょう。

Photo by Kirill Zakharov / Unsplash

海外にも似ている言葉はありますが、直訳できる表現はないようです。ほっこり温かい気持ちになれる素敵な言葉です。

3.お疲れ様

「お疲れ様」はあいさつとしても使いますし、相手への労いの言葉でもありますよね。シーンによって意味が異なるので、外国語で正確に伝えようとするとシーンによって翻訳が変わってしまうようです。

成果にかかわらず頑張ったことへの労いの言葉としても使われます。自分にも、周りにも、伝えたい言葉です。

4.おかげさま

自分が何かうまくいっているとき、それは自分だけの力ではありませんよね。誰かが力になってくれたり、関わっている全ての人や物があって初めて物事が進んでいます。そんな感謝の気持ちが「おかげさま」。

Photo by Court Prather / Unsplash

海外でそんな気持ちを一言で表す言葉はないようです。どんなことにも感謝する気持ちを抱くというのは、日本の美徳なのかもしれませんね。

感情の言葉

5.もどかしい

「もどかしい」とは、物事がうまく進みそうで進まず、いらいらする。じれったいこと。仕事やプライベート、恋愛など、さまざまな場面で「もどかしい」という感情を抱いたことがある人も多いでしょう。

複雑な感情で、それは人生がスムーズに進まないことにも似ています。ただイライラしたり腹が立ったりするだけとは、微妙にニュアンスが違い、外国語で表現するのは難しい感情です。それこそ海外の人にうまく伝えるのが難しくて「もどかしい」と言えますね。

6.ぼーっとする

翻訳できない日本語として「ぼけっと」という言葉が、海外で紹介されたことがあります。それと似ていて、翻訳しづらいのが「ぼーっとする」です。

何も考えていない、放心している、体調が悪い、ぼんやり眺めている…などさまざまな意味があります。意味によって海外では翻訳が異なるため、全く同じ言葉はないのです。

Photo by Gaelle Marcel / Unsplash

忙しい中でぼーっとする時間も大切です。ずーっと考えているよりも、ぼーっとしている方が良いアイディアも浮かびやすいそうです。せっかく日本だけの言葉なら、日本人としてぼーっとすることを大切にしましょう。

まさに日本らしい言葉

7.風物詩

「風物詩」とは、季節の感じをよく表しているもののこと。「ああ、冬だなぁ」など季節を感じられる物や事柄のことを指します。例えば「花火」といえば夏の風物詩、「イルミネーション」といえば冬の風物詩ですよね。

海外にも季節を表す言葉はたくさんありますが、「風物詩」に当たる言葉はないようです。

8.おすそわけ

「おすそわけ」は自分が持っている物や利益、あるいは他人からもらった品物の一部を、友人や知人に分け与えること。「お裾分け」と書きます。着物の「裾」は末端で、そこから転じて「つまらないもの」という意味。

Photo by Kawin Harasai / Unsplash

分かち合う、共有する、という気持ちも込められています。シェアという言葉が近いかもしれませんが、「ほんの少しですが」というような、日本らしい謙譲の心は含まれません。まさに日本独自の言葉なのです。

9.こだわり

「こだわり」とは気にしなくても良い部分が気になる、というような意味です。「一つのことを貫き通す」というポジティブな意味でもあり、「気に障る」というネガティブな意味でもあります。

誰しも「こだわり」があり、その人の個性を表します。とても幅広い意味を持つけれど「こだわり」と一言で表すのは、他の国にはないのでしょう。

10.わび・さび

「わび・さび」というのは質素で静かなこと。日本独自の美意識を表しています。「わび」と「さび」は元々別の言葉です。「わび」は失意・落胆・つらさ、「さび」は生命力が衰えるさま。実はどちらも否定的な意味なのです。

ただどちらも生きていると当たり前にあることですよね。自然も人の命も衰えていき、そこに気落ちすることもあります。しかし、そこにある静寂には美しさもあります。そんな日本ならではの美しさの価値観は、海外から見ると新鮮なのかもしれません。

11.幽玄

物事の趣が奥深く計り知れないさまや、その気品ある・優雅なさまを「幽玄」と言います。歴史的・伝統的なものに触れたとき、大自然を目の前にしたとき、言いようのない畏れを感じることがありますよね。

Photo by Dil / Unsplash

そんな「幽玄」は海外の人にも共感できることですが、一言で言い表せるのは日本語の「幽玄」だけなのかもしれません。

えっ、こんな言葉まで?

12.積ん読

読書家の間でよく使われる「積ん読」とは、読もうと思って買った本なのに、積んでおくだけで読まないこと。読みたいと思っている本はたくさんあって買ってしまっても、なかなか読む時間がないんですよね。

Photo by Florencia Viadana / Unsplash

積ん読というのが日本にしかない言葉ですが、世界中の読書家たちは共感できる言葉のようです。

13.木漏れ日

「木漏れ日」を改めて説明すると、茂った木の葉の隙間から漏れる日の光のこと。とても繊細な表現です。海外の言葉では一言で表す言葉はありません。自然の何気ない美しさを感じられる、日本らしい繊細な感性の言葉です。

14.よいしょ

物を持ち上げるときに、思わず「よいしょ」と言ってしまうことがありますよね。海外にもかけ声はありますが、「よいしょ」は日本ならではの言葉。こんなところにも日本らしさが隠れているんですね。

15.渋い

Photo by Alisa Anton / Unsplash

「渋い」とは、落ち着いた重み、派手ではないが深い味わいのこと。男の人を褒めるときにも使うこともありますよね。格好いいとか、古いとか、それだけではない複雑な意味合いの言葉は、海外にはないようです。

日本語は美しい

Photo by Manuel Cosentino / Unsplash

翻訳できない日本語は、日本ならではの良さや美しさを感じられる言葉ばかりでした。日本人だからこそ感じられる心なのかもしれません。そんな日本の美しい心に思いを馳せられたら幸いです。

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