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[10/18〜10/24の運勢]10月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

「月ありと見ゆる雲あり湖(うみ)の上」(清原枴童)は、一見なんてことない素朴な句のように見えますが、実際に視線をたどる経過を確認してみるとじつによく出来ている秀句。ある湖の上に夜の空がかぶさっており、雲がかかっているのではっきりとはしていないけれども、月のある晩のことであるから、薄ぼんやりと明るい。そして、あるところの雲を見ると他と比べて特に明るいので、恐らくはその辺りに月があるのだろう、というのです。

これをもし、「あの雲のかげに月あり湖の上」などと、あくまで月の居場所にこだわって詠んでいたなら、ただの説明となって句全体の印象もずっとうすかったはず。

見えている光景を自然に感じながら、次第にその「感じ」に奥行きが与えられていくことで初めて、想像力は活発にはたらいていく。作者はそのことを手や肌感覚で体得しており、掲句も自然に生まれたのでしょう。魂が動くような句というのは、必ずそうした体験知から結果的に生まれてきたものなのです。あなたもまた、客観的で科学的であるかどうかより、いっそ自分なりの「エモさ」を追求していくべし。

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今週のやぎ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

昼寝の後のぼんやり

今週のやぎ座は、改めて自身の現在地点を捉えなおしていこうとするような星回り。

考えてみれば、僕たちはいつだって、前のめりになって未来を先取りすぎてしまうか、逆に落ち込んだり気にし過ぎたりして、過去に戻り過ぎてしまうかのどちらかに振り切れすぎており、<いまここ>にちょうどよく落ち着くことができずにいます。

その意味で、「いまは“まだ”・・・・でない」という意識と「いまは“もう”・・・・でない」という意識の双方に「いま」がパックリと口を開いているのだとも言える訳ですが、こうした「“もう”から“まだ”へ」という意識の移行を成立させる場所としての「いま」のことを、ハイデッガーは「拡がり(Dimension)」と呼びました。

これは「次元」と訳されていますが、もとはラテン語の「ディメチオール(測量する)」に由来していました。すなわち、断絶のない連続的なまとまりであることが「測る」の対象であり、少なくとも自身の感覚で測れる「拡がり」をもつある種の運動こそが「いま」の正体であると、彼は考えていた訳です。あなたは、もう何者かである自分と、まだ何者でもない自分とのあいだに、どんな「拡がり」を見出していくでしょうか?そこに留意するべし。

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今週のみずがめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

滑稽でもいいぢゃないか

今週のみずがめ座は、何気ない出来事やささやかな心の震えが、いつも以上に沁みていくような星回り。

「どうしようもない私が歩いてゐる」といった自由律俳句で知られた種田山頭火は、いくたびも酒の失敗を重ねたのち、最晩年に松山で庵を結んで、慎ましい暮らしの中で少しでもまっとうな人間になろうとあがいていました。

しかし「ずんぶりと湯のなかの顔と顔笑ふ」では、それでもわずかに残ったお金を時おり奮発して、道後温泉に浸かって、入浴後の一杯を楽しんでいたようです。掲句もまた、そんな一杯にありつけることを想像して、こみあげる嬉しさをなんとか抑えつつ句にしたためたのでしょう。

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