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驚きの旨み。魚だけじゃない「肉の昆布締め」のすゝめ

レシピ

一般的にタイやヒラメなどの白身魚で作る「昆布締め」ですが、実はお肉でもおいしく作れるんです。昆布で巻くだけの簡単調理ですが、一体どんな味なのか気になりますよね。結論から言ってしまうと、驚きの味でした……!さっそくご紹介します。

muccinpurin

「肉の昆布締め」を作ろう

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「昆布締め」はもともと富山県の郷土料理で、タイやヒラメなどを昆布で挟んでひと晩熟成させて作ります。刺身でそのまま食べるほかに、お寿司で食べるとまた絶品です!同じ魚とは思えないほど、旨みがグッとアップします。

一般的に魚を使うことが多い昆布締めですが、お肉でもできちゃうんです。昆布とお肉の組み合わせ、気になりますよね……。さっそく作って確かめてみました。

「肉の昆布締め」の作り方

さっそく作ってみます。

Photo by muccinpurin
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材料(2人分)

・牛肉(お好みの部位)……2枚
・酒……大さじ2杯
・昆布……2枚

※今回はランプ肉を使いましたが、お好みの部位をご用意ください。

作り方

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密閉容器に昆布を入れ、両面が濡れる程度に酒を振りかけます。蓋を閉めて、昆布がやわらかくなるまで10分ほど置きましょう。

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ラップの上に昆布を広げ、ラップごと持ち上げて肉を包みます。

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ラップでぴったりと全体を包んでください。

このままの状態で冷蔵庫に入れて寝かせます。今回は薄めの肉だったので、4時間ほど寝かせました。厚さに応じて時間を調整しましょう。

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肉を焼きます。肉は焼く30分ほど前に冷蔵庫から出して、室温に戻しておきましょう。

素材の味を確かめるために、今回はあえて塩こしょうをせずにそのまま焼きました。

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お好みの焼き加減で焼いてください。今回はレアにしたかったので、両面にこんがりと焼き色をつけたらフライパンから出し、アルミ箔で包んで余熱で2分ほど熱を入れました。

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外は香ばしく、中はジューシーに焼きあがりました。

肝心のお味は……!

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レアに焼き上がった断面の美しさにうっとりしつつ、温かいうちにさっそくひと切れ……。

いつものステーキを想像していると、いい意味で裏切られます。まろやかな旨みが口いっぱいに広がり、 肉と昆布の味わいが絶妙なバランスです。

昆布本来の塩気と旨みがいい働きをしているので、塩こしょうをかけないで正解でした♪

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次はわさびをつけてひと口……。これもいい!肉の甘みをわさびがぴりっと引き締めて、まるで高級な鉄板焼きを食べているような上品な味わいです。

柚子胡椒やわさび醤油とも合いそうですね。あくまでお肉の味を楽しむために、“ちょっとつける”くらいがちょうどいいかもしれません。

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お肉に昆布を巻くことで、昆布に含まれる旨み成分「グルタミン酸」がお肉に移ります。もともとお肉に本来含まれる「イノシン酸」の旨み成分と相まって、さらにおいしくなるというメカニズムです。

確かに、お肉から昆布を取り除いたとき、お肉がきゅっと締まって、昆布は包む前よりしんなりしていました。なるほど……旨み成分のすごさを感じずにはいられません。

ポイントは、お肉表面の水分「ドリップ」をしっかり拭き取ること。ちょっとしたひと手間で、味が馴染んでおいしい昆布締めができますよ♪

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