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[最新調査]恋愛での女性の負担が増えてる!? 出会いの場2位はアプリ、1位は?

恋愛・結婚

現代女性の恋愛パターンについて調査しました。anan総研50人と、トレンドを研究する識者3 人の話を通して、現代女性の恋愛パターンを紐解きます。

世代・トレンド評論家の牛窪恵さんによると、「災害や異常気象など、不安が多い社会ゆえに、心の癒しを重視する女性が増加中」。心の癒し=安心感。つまり、いざというときに頼れる男が注目されているのだ。「逞しさを感じる筋肉やリーダーシップなどの男らしさは大切。とはいえ、それだけでは今の女性たちは惹かれません」と、マーケティング企業「リットモア」代表の市岡麻美さん。マーケティングアナリストの原田曜平さんも、「バランスがいい男が今年のトレンドに。女性は現実的なので、身の丈に合ったちょうどよさを求めています」。

女性たちのリアルな声から、今どき女子の“愛し方”を分析します。

女のホンネ(1) 出会いの数は増えたけど、恋には結びつかない。

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Qいま“出会いの場”といえば?(複数回答)
仕事関係…61%、アプリ…44%、女友達の紹介…39%、合コン…30%、男友達の紹介…28%

SNSやマッチングアプリが充実したことで、男性と出会える機会はグンとアップ。なのに、「出会いがない、恋愛できないと嘆く若者は多い」と危惧する原田さん。「これは男性と女性のボーダーレス化が進み、女性の恋愛に対する負担が増えていることも影響。もはや女性を口説く若い男性は希少で、恋をするきっかけがないのでしょう」。「内閣府の調査では、20代女性の約6割に恋人がいないという結果も。恋愛にもコスパが求められる時代ゆえ、恋にパワーを注ぐ女性が減っているのが原因。恋愛ゲームやアイドルなどに感じる瞬間的なときめきで満足し、実際の恋に消極的な人も増加中」(牛窪さん)

女のホンネ(2) 約7割の女性は、自分からアプローチしない。

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Q恋愛のモチベーションはどれぐらいですか?
いい人がいれば出会いたい…67%、出会いのために自分から行動している…24%、特になにもしていない…6%、その他…3%

これからの時代、男性からのアクションを待つばかりでは、いつまでも恋ができない可能性が。「男のチル化、つまりガツガツしていない男が急増。その分、女性から仕掛けないと恋愛には発展しないのが現状です。でも、最後の一手は男性からアプローチしてほしいというのが女性の本心。肝心なときにビシッと決めてくれる男らしさが求められています」(原田さん)。実際に、「もう少し押してくれたら落ちるのに…と思うこともしばしば。恋ができないのは、男の押しの弱さも原因のひとつ」(25歳・無職)という声も。「男性ばかりに期待するのは、もう時代遅れ。うまく恋愛に誘導するスキルを女性が身につけることが、成就へと繋がります」(牛窪さん)

女のホンネ(3) 理想の関係性は、支え合えて一緒にいて楽。

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Q恋人との理想の関係は?
【女性のホンネ】
「求めるのは尊重し合えて楽な関係。家庭も仕事も両立したいし、しないといけない世の中。だから互いに支え合えるパートナーが一番です!」(28歳・会社員)

「断然、一緒にいて居心地がいい人。気楽さ7 割、刺激3 割をずっとキープできる関係性を築きたいですね」(23歳・モデル)

「精神的にも経済的にも自立していて、お互いやりたいことを応援し合える恋が理想的」(32歳・自由業)

もはや女性が働くことは当たり前の時代。恋人に求める条件も、「働くことに対して肯定的で、お互いに支え合える人」(30歳・会社員)という意見が目立つ。続いて、「気楽に過ごせる友達のような関係性」(27歳・専門職)や「自然体でいられること」(31歳・自営業)と、刺激よりも気楽さを求めている女性が多数派という結果に。「’90年代以降、日本は成熟社会となり、落ち着いた日常を望む若者が増えました。それは恋愛面でも同じで、一緒にいてまったり過ごせる関係性が理想とされています」(原田さん)。「上昇志向の強い女性も一部にはいますが、大部分の女性は同じ価値観を持った男性を探しています」(市岡さん)

牛窪 恵さん(世代・トレンド評論家、「インフィニティ」代表取締役) テレビ番組のコメンテーターとしても活躍。「草食系男子」などの言葉を世に広めた立役者。著書に『恋愛しない若者たちコンビニ化する性とコスパ化する結婚』ほか。

原田曜平さん(マーケティングアナリスト) 大学生や20 代の社会人と一緒に、若者の消費行動を調査・分析。次なる流行をいち早く紹介する。著書は『平成トレンド史これから日本人は何を買うのか?』など多数。

市岡麻美さん(マーケティング企業「リットモア」代表) 20~30代の働く女性を中心にしたマーケティング業務、商品企画開発を専門に企業向けに行う。マーケターに向けた情報サイト「LITBOX」も運営する。

※『anan』2018年11月14日号より。取材、文・野村紀沙枝

(by anan編集部)

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