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生理に悩んだら3か月測定! 産婦人科医・宋美玄先生が解説する「基礎体温」の測り方と測る意味

ライフスタイル

妊活中以外でも基礎体温は大切なデータ

基礎体温は妊活中には大切なデータですが、実は体調管理にも役立つのです。

「中高生や独身女性も、自分の基礎体温が二層に分かれているのかは将来のためにも知っておいた方がいいでしょう。先に説明した通り、PMSや排卵痛だと思っていたものが本当に毎月同じような時期に起きているのか知ることができます。また、40代・50代と閉経が視野に入ってくると、少しずつ生理不順になっていきます。いつ生理が来るのか来ないのかがよくわからず過ごすことになるので、基礎体温をつけておくと、生理日の予想に役立ちます。もちろん中高年だけでなく、若い方でも生理不順に悩んでいる方は、基礎体温があるとスケジュール管理に便利です」(宋美玄先生)

生理の悩みがあるなら「低容量ピル」や「子宮内避妊器具」の検討を

女性の一生に生理は欠かせないものですが、それによってストレスフルになったり、痛みをこらえなくてはならなかったりと、日常生活が大変な人もいるでしょう。仕事や遊びの予定に差し支えたり、生理痛がひどい人はその度に学校や仕事を休まなくてはならなくなってしまいます。

「生理に悩まされている方には、低容量ピルや子宮内避妊器具をぜひ検討していただきたいです。初潮が来ていればいずれも使用することができるので、10代の方にも処方することができます。低容量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれている飲み薬です。毎日飲むことで排卵を抑制してくれます。受精卵を着床しにくくし、精子の進入を防いでくれるので避妊薬として知られていますが、月経困難症やPMSの軽減の治療薬としても使われています。飲んでいる間は生理が来ず排卵がないので、生理痛などから開放されます。一方、子宮内避妊器具は子宮内に装着する、黄体ホルモンが付加された避妊器具です。こちらは一度装着してしまえば最長で5年はそのまま使用できるので、飲み薬と違って面倒はありません。こちらも生理が来づらくなるので、生理痛の治療薬として有効です。昔は、生理痛は我慢して過ごすのが当たり前とされてきましたが、毎月痛みやイライラを我慢して過ごすのは大変なことです。痛みに耐える選択をせず、産婦人科を受診してより日常生活が楽になる方法を検討してください(宋美玄先生)」

女性の体は、月の満ち欠けのように日々バランスが変わっていくもの。自分の体に起きていることを知るのが、まずは体調を整える第一歩となります。これまでに基礎体温を測ったことがない人は、ぜひこれを機に計測してみてください。

Profile

「丸の内の森レディースクリニック」院長 / 宋 美玄(ソン・ミヒョン)
産婦人科医、医学博士、FMF認定超音波医。大阪大学医学部医学科卒業後、大阪大学医学部付属病院、りんくう総合医療センターなどを経て川崎医科大学講師に就任。2009年、ロンドンのThe Fetal Medicine Foundationへ留学。胎児超音波の研鑽を積み、2015年川崎医科大学医学研究科博士課程を卒業。2017年、東京・丸の内に「丸の内の森レディースクリニック」を開業。テレビ出演や雑誌・書籍での情報発信にも力を注ぎ、著書多数あり。
HP=https://www.moricli.jp/

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