ミトコンドリアを増やして脂肪を燃やす。1日1回1分、ねじれ筋を伸ばして楽やせ!
エネルギー代謝を高めて体温を上げ、脂肪燃焼を促すミトコンドリア(細胞内小器官)。
「このミトコンドリアは、インナーマッスルに多く存在し、インナーマッスルをしっかり1分伸ばし続けると増やすことが可能です」と話すのは、今村匡子さん。
「ハードな筋トレや食事制限は続かず、年齢とともに増えた体重が戻らない、という患者さんたちのほとんどに、関節を固定するインナーマッスルの機能低下が見られました。そこで、運動不足や生活習慣によって使われなくなっていたインナーマッスルを刺激する“ねじれ筋のばし”の施術をするように。すると、それを続けていた多くの患者さんが無理せず痩せていったのです」
ミトコンドリアを増やすことで、誰でも痩せ体質になれるそう。
「1日1回、1分のねじれ筋のばしで、エネルギー消費量と脂肪燃焼率は急上昇します」
温活効果もある“1分ねじれ筋のばし”にトライ!
ストレッチ1:腕ねじ胸のばし
肩甲骨の動きをよくして肩関節の可動域を広げ、大胸筋や小胸筋を伸ばす。
POINT
腕を下向きにねじると肩と背中、外にねじると背中の筋肉が使えるようになって、脇腹が引き締まり、くびれが出現。また、過剰に使いすぎていた二の腕や肩まわりの筋肉を休めることで、二の腕痩せや巻き肩の緩和にも。
内ねじり
1、壁に手をつき腕を下向きに180度ねじる。
壁から少し離れて、肩幅に足を開いて立つ。肩とひじを同じ高さにし、指先を上に向けて壁に前腕をつける。ひじの角度を90度に保ったまま、ついた前腕を180度ねじって、指先を真下に向ける。
2、ついた手はそのままにカラダをゆっくり外に向ける。
1の姿勢から、つま先とカラダごと90度外側に向ける。この時、顔だけを向けないように注意。カラダの前面を真横に向けて。自然に呼吸をしながらこの姿勢を1分間キープ。反対側も同様に。
外ねじり
1、腕を壁につけたまま背中側に30度倒してねじる。
壁から少し離れて、肩幅に足を開いて立つ。肩とひじの高さを同じにし、指先を上に向けて壁に前腕をつける。ひじの角度を90度に保ったまま、壁につけた前腕を30度後ろ側にねじる。
2、そのままカラダを外側に向けて伸ばす。
1の姿勢から、自然に呼吸をしながら、カラダを90度外側に向けて1分間キープ。反対側も同様に。顔や肩だけではなく、骨盤やつま先も外側にねじるように。最初は無理せず、できる範囲で行って。
NG
ひじが下がっている!
ストレッチ2:脚ねじ裏のばし
半腱様筋、半膜様筋、腓腹筋、ヒラメ筋の可動域を広げ股関節まわりをストレッチ。
POINT
脚を内側にねじることで、太もも裏の筋肉を使えるようになる。それによって外側に張り出した太ももや、お尻まわりの筋肉がサイズダウンし、また、ふくらはぎの裏側が伸びることで血流UP。脚のむくみ予防にも!
1、足首を90度に保ったままスタート。
骨盤が後傾しないように床に座り、足を揃えて前に伸ばす。ひざ裏も床につける。足首を曲げて90度に近づけるように立てたら、両足先を内側に傾けて交差。左右どちらのつま先が上になってもOK。
CHECK
足首を90度に曲げてつま先をクロス。
2、上半身を倒して足首をつかみ、ひじをつける。
1の姿勢から、骨盤や腰が丸まらないように上半身をできるところまで倒しながら、左右の足首かそれに近い場所をつかみ、両ひじを脚につける。呼吸は止めずに自然にしながら、1分間この姿勢をキープ。
NG
足首が伸びている!