ダイエット効果を高めたいなら睡眠から！ 快眠の意外な効果を睡眠専門医が解説

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「寝つきが悪い気がする」「朝目覚めてもスッキリしない」……それは眠りの質が悪いからかも!? いい睡眠をとることで、実際どんなメリットがあるのかが気になるところ。女性にうれしいメリット、実はこんなにあるんです！ 医学博士の栁原万里子さんとSleepLIVE株式会社代表の小林麻利子さんにお話をお聞きしました。

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「睡眠は体全体のメンテナンスをする時間。新陳代謝を促す成長ホルモンも主に睡眠中に分泌されており、質の良い睡眠は美肌にかかせません。睡眠時間が6時間未満の人は、8時間の人の4倍以上風邪を引きやすいという論文も」
（医学博士・栁原万里子さん）

「適切な時間の睡眠をとることで、⾷欲を抑えるレプチンが増え、⾷欲を増進させるグレリンが減ることがわかっています。また、最も深いノンレム睡眠が⼗分に出現すると、ダイエット効果が⾼まる成⻑ホルモンがきちんと分泌されるので、睡眠は質も量も⼤切」
（SleepLIVE代表取締役・小林麻利子さん）

「睡眠には、脳を休め記憶を整理する役割もあります。睡眠不足では日中の思考力や判断力、集中力が低下します。毎日6時間以下の睡眠では徹夜明けや酒気帯び運転と同レベルのパフォーマンスになってしまうという報告もあります」
（栁原さん）

「睡眠不足の状態では脳の機能が低下します。感情をコントロールする脳の前頭葉の活動が低下すると情緒が不安定に。さらに、慢性的な睡眠不足ではうつ病のリスクが増加します。眠りは情緒と深く関連していると考えましょう」
（栁原さん）

「ちゃんと眠ることで、肌荒れ、しみ、しわなどの老化サインが減少するという研究報告があります。また、肌の保湿量が変わってくることもわかっているので、乾燥肌の方もよく眠っていただくのがいいと思います」
（小林さん）

「ランチの後はヒトの生体リズム上、眠くなりやすい時間帯。昼食後から15時までに、ぜひお昼寝を。イスに座ってデスクにうつ伏せの体勢で、15分くらいのお昼寝をすればその後のパフォーマンスも高まります」
（小林さん）

デスク用まくら。4本の足と背中で頭をしっかり支え、腕を圧迫せず心地いいお昼寝タイムに。USB電源、カバーは取り外して洗濯OKとお手入れも簡単。

【PROFILE】
日本睡眠学会・睡眠専門医。東京医科大学睡眠学講座客員講師。睡眠総合ケアクリニック代々木医師。女性ならではの視点で、さまざまな睡眠障害についての診療や、臨床研究を行っている。