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世界中がコロナ禍に見舞われ早2年。私たちの生活は文字通り一変しました。移動の制限は経済活動を停滞させ、私たちの家計をも直撃。今まで当たり前だと思っていた安定した生活が、必ずしも将来にわたって約束されたものではないことを思い知らされることとなりました。特に、未来に向かって伸びていこうとしている子どもを抱えた世帯では、その切実さはひとしお。そこでレタスクラブでは、子育て世代が抱える「備え」についての不安や悩み、貯蓄や資産運用の実態についてレタスクラブアンケート部の皆さんに尋ねました。(2021/12/3~2021/12/8実施:回答者1090人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の子育て主婦258人の回答を抽出)。
子育て世帯の貯蓄額、ぶっちゃけどのくらいある?
まずは、子育て世帯において、誰が中心となって貯蓄やライフプランを考えているのかを尋ねました。
ご自身の世帯の「貯蓄・ライフプラン」を考え、決定するのは誰ですか?

夫婦で一緒に考える…104票(40.3%)
妻…81票(31.4%)
夫…48票(18.6%)
誰も考えていない…24票(9.3%)
その他…1票(0.4%)
「夫婦で一緒に考える」という回答が最も多く、約40%。次いで「妻」が約30%、「夫」は約18%と「夫」よりも「妻」の方が、世帯の財務を握っている割合が多いという結果に。共働き世帯が増えたことで、収入や支出に関する感度が、妻の側でもひと昔前に比べて高くなっていることが考えられます。
では実際に、子育て世帯の「備え」はどのくらいあるのでしょう。
ご自身の世帯の貯蓄額はいくらくらいですか?(預金額のほか、積立、保険なども含む)

0~100万円…38票(14.7%)
101万円~300万円…31票(12.0%)
301万円~500万円…22票(8.5%)
501万円~1000万円…58票(22.5%)
1001万円~1500万円…21票(8.1%)
1501万円~2000万円…9票(3.5%)
2000万円以上…16票(6.2%)
把握していない…63票(24.4%)
家庭によって貯蓄額の分布は分散する結果となりましたが、「501万円~1000万円」という回答が一番のボリュームゾーン。また、1/4が「把握していない」と回答していますが、これは前問で「貯蓄・ライフプラン」を決めているのは「夫」もしくは「誰も考えていない」と回答した3割弱の人たちと重なると考えられます。
将来のライフプランで何が一番不安?
子育てにお金がかかることはわかっていても、それが具体的にどのくらいなのかというのはわかりにくいもの。また、持家か賃貸か、今後の収入が安定しているか、親の介護が必要になったらなど、様々に絡まる不確定要素も多いため、ライフプランに不安を感じる声も多いようです。そこで、ライフプランについてもっとも不安に思うことについて聞いてみました。
ご世帯のライフプランについて、もっとも不安に思うことは何ですか?
